全編フルカラーの「人魚の育て方」の優しく漂う"切なさ"と"愛おしさ"がたまらない!
今回ご紹介するのは、全編フルカラーで描かれる「人魚とダメ男のほんわか切ない物語」!
「人魚の育て方」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「人魚の育て方」あらすじ
会社を1年で辞め海辺の町であてもなく暮らす「俺」。
嵐の去った翌日の朝、浜辺で傷ついた「人魚」の少女に出会う。
アパートの浴槽に保護したものの、これからどうすればいいのか…
途方にくれてます。
絵画的テイストで読者の支持を集めたフルカラー作品。
引用:Amazon
優しく漂う"切なさ"と"愛おしさ"がたまらない「人魚の育て方」
ストーリーはいたって単純で
無職の男が嵐の日にたまたま浜辺に打ち上げられてる人魚を見かけて
怪我をしちゃってるのでとりあえずお家へ連れて帰って
浴槽で傷が治るまで面倒を見る。
というお話なんですが、もう愛おしさと切なさがたまりませんがな!
主人公の「俺」は仕事も続かない"ダメ男"で、そんな奴が四苦八苦しながら人魚ちゃんのために洋服を選びに行ったり自分を少しずつ変えていこうとする姿が、当たり前なんだけどなんか優しくて切ないのよ。
っていうのもこの男。
いちいち挫折するんだわ。
この挫折っぷりがすっごいリアルで、自分でも心弱い時は折れちゃいそうな感じが読んでて親近感出まくってたまりません。
人魚ちゃんのために地味に少しずつでも立ち上がるダメ男が、情けなくて健気で。。
それとは対象に常に元気いっぱいな人魚ちゃんの可愛さもたまらない!
全然卑猥な描写もなく、まるで子供やペットを愛でる時のような可愛さが最高。
こんな子が家にいたらそら全力で頑張りますわ。
とこんな感じで全体に漂う空気感に揺られてずっと読んでいられる「人魚の育て方」ですが、なんといっても全編フルカラーの力が強すぎる。
「人魚の育て方」のフルカラーの素晴らしさよ
あんまり出すとさ!ネタバレになるからさ!
ちょっとしか出せないんだけど
とかさ
とか
とかね!
フルカラーならではの表現の幅の広がりはすげーなーと思ったけど、それよりも作者のおたき氏の絵のタッチと色使いが優しくてこっちのほうがすごいね。
「んだよコマのチョイス悪くね?」と思ったあなた。
いいシーンは全部ネタバレになっちゃうんだよ早く買って。
ちなみにkindleアンリミテッドだとなんか無料で読めるみたいなので、加入してる人はそれで読んだらいいと思うけど、 どっちかというとこの本は所有してニヤニヤする系だと思うので購入の方をオススメしやす。
「人魚の育て方」まとめ
はい、というわけで今回は「人魚の育て方」をご紹介いたしました!
フルカラーだとどんな感じになるかね?と思ってましたけど、フルカラーになると作品感がえらい増しますな。
なんつーか商業ベースからすこしはずれるというかなんつーか。
おたき氏のこの絵のタッチとストーリーはかなり個人的にはツボなので、是非とも次回作を期待してまっていようと思いマッスル。
みなさまもぜひ、電子書籍しかありませんが読んでみてくださいませ!
それでは!また!