カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

【超オススメ】最新の学説で描くダークヒーローサスペンス「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」がパないぞ。

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 今回ご紹介するのは表紙からの期待値がゴミに感じるくらい超絶面白いこちら!

 生き残るための成り上り下克上!「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」でございます!

ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。

「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」あらすじ

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真説・邪馬台国年代記 ついに始動!!

邪馬台国は実在したのか!?

伝説の女王は、衆を惑わす鬼女か!?
人を魅了する絶世の美女か!?
神秘のヴェールに包まれた、邪馬台国とその女王・卑弥呼 。
人々の心を惹きつけて止まない日本古代史最大の謎に
リチャード・ウー×中村真理子の最強タッグが挑む!!

謀略と神話の交錯を見よ!!
引用:Amazon 

最新の学説に基づき大胆な解釈で描く「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」

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舞台は3世紀の日本・倭国。

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戦で母を亡くした主人公・ヤノハは、母の首を敵から取り戻し静かに埋葬をしていた。

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そこへ、たまたまヤノハの姿を見つけた暈の国の巫女の長・ヒルメが声をかけるところから全ては始まります。

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敵から母の首を取り戻すことのできるヤノハの戦力を利用するため、自分の村へ引き込もうとヤノハを誘い出すヒルメ。

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そんなヒルメの策略がどうあれど、生き抜いていくためにはヤノハはヒルメの誘いに乗るしかありません。

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そしてヤノハが配属された先は巫女部門ではなく、戦いの際に駆り出される女戦士を教育する戦部。

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巫女の見習いなどに比べ身分も低くブルカラー色満載な戦部で、生きるために必死に頑張るヤノハでしたが、ひょんなことから声をかけてきた一人の巫女見習い・モモソと知り合いになります。

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身分の違いはあれど、徐々に距離を縮め友人へとなっていく二人。

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そしてこの出会いが、ヤノハの運命の歯車を大きく狂わせていきます。

「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」の原作は『MASTERキートン』『クロコーチ 』のリチャード・ウー氏!

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1巻の間に「嘘でしょ!?」を何度もブッ込んでくる「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」ですが、「マジかよすっごい話考えるなー!」と思ったらそれもそのはず、原作者はあの「マスターキートン」「クロコーチ」も手がけたリチャード・ウー氏!

 

リチャード・ウー氏は複数のペンネームを持っていて「マスターキートン」の時は「長崎尚志」「コルゴ13」の時は「江戸川啓視」「クロコーチ」の時は「リチャード・ウー」など怪人二十面相バリに誰が誰だかわからなくなるほど。

ちなみにまだあと4つほどペンネームを持っています。マジでどれがどれだか・・・

 

『最新の学説に基づいて大胆な解釈で描いていく』とキャッチコピーもついている通り、リチャード・ウー氏の手腕にかかれば、所在地すら未だに「大和か?九州か?」と言われている邪馬台国論争ですら何もかも斬新で新鮮!

 

なんていったって、今回の卑弥呼は生きるためなら何でもする「ダークヒーロー」なんです。

「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」はダークヒーロー・卑弥呼の物語!

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「絶世の美女か?人を惑わす妖女か?」と言われている卑弥呼ですが、リチャード・ウー氏と中村真理子氏が描く卑弥呼は美女は美女でも「生きるためなら人も騙し、泥水でも一気に飲み干す」絶世の美女。

しかも成り上り系なので、戦に向けた戦闘の特訓でも一切手を抜きません。

腹にムカつくヒザ蹴りなんかもらった日には

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チョーパン一発ブッこんでからの

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これでもかってくらいのスタンピング。

 一時が万事この調子で全力投球なのですが、この行動力プラス尋常じゃなく頭が切れるのであっという間に成り上がる成り上がる。

しかもその成り上り方が「夜神月」バリにエゲつなくて最高。

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もう1巻の間に3回くらい「お前そこまでやったらやべぇんじゃねぇの?」って事をうまい棒かじるくらいのテンションでやるので、応援して良いのかどうかワケわかんなくなってくるんですが漫画的にはめちゃくちゃ面白い。

 

名前だけはよく知っている卑弥呼ですが、まさか彼女がダークヒーローでしかもこんなに四面楚歌の状況から成り上がってきたかと思うとマジで胸熱。

 

中村真理子氏の絵がちょっととっつきずらいって人もいると思いますが、1/3くらいまで読むと全く気にならなくなるというか、むしろこのヤノハが綺麗で妖艶に見えてくるので試しに立ち読みでも何でもちょっと読み進めて欲しい!

「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」まとめ

はい、というわけで今回は 「卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-」をご紹介させていただきましたが、マジで3月で一番のダークホースでした。

まさか「卑弥呼」が題材でここまで面白いだなんて、この表紙で誰が想像できたでしょうか(スイマセン

絵さえ苦手でなければ本当に「ダークヒーローサスペンス」としてメチャクチャ面白いので是非とも手にとってみてくださいませ。

それでは!また!

卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- (1) (ビッグコミックス)

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