【ADHDでも小説が書けるのか】141~155日目。何をどうしたらいいのか見失って鬱になったぞ★
はいはいまたも2週間ぶりになりました「ゼロから始める発達ハゲの小説生活」でございます。
いやぁこの2週間は久しぶりにメンタル崩しましてねぇ。
ひさびさに鬱モードを堪能しちゃった♫
だって何を書いていいかも
どこに向かっていけばいいかも分かんなくなっちゃったんだもん。
さぁ、ゼロから始める発達ハゲの小説生活。
141~155日目の始まりでヤンス。
過去の記事はこちらにまとめてあるのでよかったらどうぞ!
何をしてどこに向かったらいいのか見失いました
いやぁ、自分でいろいろ小説や小説作法に関する本なんか読んで勉強してたんですけど
いよいよどこに向かっていいのかを完全に見失ってしまいましてね。
私が書きたい小説ってなんか「文芸」とか「純文学」にカテゴライズされるっぽくてさ。
知ってる人も多いと思うんだけど
ネット小説の世界は今はラノベの世界になっておりまして
読む方も書く方も出版する方もラノベを求めている状況でございます。
こんな感じなのね。
別にラノベが嫌いとかじゃなくてさ。
もう戦場が違うじゃない?
そんで純文学がいっぱい投稿されている「ああ!それっぽい!」って感じの
破滅派ってネット小説のサイトも見つけたんだけど
こっちもこっちでなんか違う。
合評会で1位(っていうの?)になった作品を読んでも
その小説を褒め称えてるコメントを読んでも全然ピンとこない。
なんつーか、音楽をやっていた頃に感じたESP専門学校出身のバンドマンが作ってる曲を聴いているような、その曲のいいところを探してみんなで悦に入っているような、そんな感じ?
音楽であればいろいろ知識も備わっちゃてるからいろいろ理屈で理解できて
「あー、ここがアタシには向いてない場所なのねー」
ってなれるんだけど、小説となると知識も理屈も不足しまくってるから
なんとなくの感覚でしか違和感が頭で理解できない。
いやー死んだ死んだ。
そんで、ここから1週間ほど久しぶりの鬱モードへ突入でございます。
「道の先が見えない」と「道がない」
やってることが成功するかしないかはどうせわかんねぇんだから
そんな考えても仕方ねぇって!
とりあえずやってみ!
っていう考え方を基本的には持っているつもりなんですが
歩こうとしている道の先が見えないのと
歩く道がなくなってしまうのは全然違うもんで。
とにかくもう
何をするために何をしていいかわからないんだよね。
んで酒をかっくらって考えて考えて吐いて考えてみてるときに、この動画を見たの。
え、筒井康隆も小説作法の本とか読んでたの?
じゃぁとりあえずその本でも読んでみようかね。
つーわけで、速攻この2冊を購入して読みふけることに。
したらばさ。
これが大正解。
とにもかくにもこっちの本がやばい。
今までの自分の違和感が手に取るようにわかるし
自分の至らない部分がバキバキに見える。
その至らない部分をどーするかっつーのはまた別の話なんだけんどもさ。
つーわけでワタクシ
完全復活でございます(テヘペロ
スゲェ奴らのアドバイスは腐るほどその辺に転がってる
まぁ本を読んで何がどうなって復活したかっていうとですね。
元も子もないこと言いますけんども
自分の感覚を信じてやるしかねぇなってなっただけなんですがな!
もうちょい理屈っぽくいうと
今回死んだときの原因と状況って
- 漠然とした違和感と向かうべき行き先の消失
だったんですけどもさ。
もうこれを解決させるには
漠然とした違和感を具体化できる知識をゲットするしかなくて
この具体化ができないと向かうべき行き先もわかるわけないっすよね。
そんでその知識をどこでゲットしましょうかって話なんですけど
哲学でも小説でも脳科学でもスゲェ奴らがめっちゃ本出してるからそこから学ぶしかないでしょう。
二束三文のそのへんにいる人たちの話ばっかり探して聞いても、グッとくる確率なんて激低に決まってるんだからさ。
もちろん「その辺にいる人」の中でもギランギランに光っている人もいますけど
そういう人に出会うのって、もはや縁にすがるしかないからさ。
自分の手で切り開くんだったら本読むしかねぇな!
って結論に戻ってきた次第であります。
自分の感覚を信じて
「イヤだ」「グッとこない」理由を追求して理解する。
そんで「グッとこないけどこれは必要っぽい」と思ったら取り入れる。
そうじゃなければサクっ気にせず捨てる。
この方針で今後もバキバキやっていきたいと思いますので
みなさまよろしくお願いいたします。
そしてですね。
今まで書いた小説っぽいものは全部ゴミでしたねほんとごめんなさい。
もうちょいまってなマジでビシッと決めるから。
この2週間で読んだ本の報告
はい、つーわけで今回はメンタルトークを自分の自戒の念を込めて書きましたが
細かい「何をどうしたか」っていうのは次回にいろいろ書きたいと思いマッスル。
ので、あとは恒例の読んだ本のご報告大会でお別れでございますな。
2週間もあったのに鬱で時間ロスしてこんだけしか読んでなかったよトホホ。
でもまぁ根本を持ち帰ってきたからいいけどな!
「創作の極意と掟」筒井康隆
とにかく最初に小説で心動かされた人が小説作法を語るっていうなら読むでしょ!
っていう超ミーハーな動機と、絶望の中で藁にもすがる思いで読んだ本。
ぶっちゃけ最初の3項目くらいまでは信条みたいなもんで、そのあとに続く章は応用技みたいな感じですかね。
読んでおいて損はないと思うし、すでに小説の技術がある人にはすごくためになると思うけど私にはまだまだ先のお話ですな。
しばらくしたらまた読み返す本。
「科学の扉をノックする」小川洋子
科学者の方々に芥川賞作家の小川洋子がインタビューをしたのを綴った本。
この本の何がスゲェって
この人が描くとインタビューも物語になっちゃうのね。
小川氏も自身で「事柄の物語の側面を見てしまう」って言っているけど、インタビューで泣かせにくるのはスゲェと思う。
科学から哲学にいって物語を語るこの本は素晴らしい。
超オススメ。
「小説作法」丹羽文雄
もうマジで小説かこうとするなら全員読んだほうがいいんじゃない?
「そんな前時代の人の話を聞いたって〜」って思うかもしれないし私も思ってたけど
そういうレベルの話じゃないよマジこれ。
高橋源一郎とか保坂和志とか奈良裕明の小説作法の本も素晴らしいけど
この本はマジで別格。
音楽で例えるなら
高橋源一郎は「音楽っていうのは何を奏でててもいいんだよ」
保坂和志は「音楽というものは表現であり商品ではない」
奈良裕明は「ギターっていうのはこういう風に弾いてピアノはこうやって弾くんだよ」
って感じなんだよね。
ただ丹羽文雄のこの本は
「音楽は何をどうやってもいいんだけど、勘違いしてそうなことを最初に注意するね」
「この曲は私はこうやって作曲したんだけどデモテープから解説して聞かせてあげる」
「背伸びしてクラシックを書こうとしても書けないから、君の曲を書きなさい」
っていう感じなの。
デモテープを聞かせてくれる人はいるけど、解説付きで聞かせるなんて恥ずかしいことをやってくれるのよこの人。
マジでみんな読んだほうがいいよコレ。
私もう何回も読み返してるもん。
超絶オススメ。
小説は何をどう書いてもいいってさ。
「文學界 12月号」
元気になったからやっと読み始めました。
結論的に言うと
- 保坂和志の文章はやっぱり私は好き。
- 村上春樹の小説内の考え方は私は嫌い。
- 町田康ってこんなに知的でキレキレなの知らなくて恥かいた。
- 新人作家っていう人たちと私は仲良くなれなさそう。
以上。
ゼロから始める発達ハゲの小説生活 まとめ
はい!というわけで、全部書こうとすると超長くなりそうだったので
今回はメンタルトークだけを備忘録的にまとめてご報告いたしました。
いやぁでもマジで純文学やろうとしてる人ってスゲェ過酷だよなぁ。
右向けばラノベで居場所がねぇし、左向けば難しそうな言葉で悦に入ってるインテリがいっぱいいるし。
でもちゃんと言い訳しておきますけど、嫌ってるわけじゃないですからね!
私は基本的にざっくりとだけど
- ミステリ・推理小説→オリコンヒットソング
- ラノベ→アニソン
- 純文学『ぽい』やつ→超絶技巧メタル
って感じのイメージで、好きなやつももちろんあるし
自分はやりたくはないってだけなので。
さてさて、引き続き本を読んで小説を始めますかね。
あ、そうだ。
私、アナログスタイルに転向しましたよ。
それでは!また!