不穏で切ないほのぼの日常がたまらない!謎が深まる「シャドーハウス」にもう首ったけです
私は個人的にちょっと闇があるというか、ちょっと切なさが含まれている作品が大好きなのですが、この作品の全体を漂うほのぼのとした不穏感は大好物でたまりません。
今回ご紹介するのは、全体を謎が包むほのぼの不穏日常系
「シャドーハウス」でございます。
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「シャドーハウス」あらすじ
貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。その“顔”として仕える世話係の「生き人形」。来客のない奇妙な館には、今日も煤と黄色い声が、舞う――。
引用 : Amazon
「シャドーハウス」は顔のないご主人と表情豊かな生き人形の物語
顔のない真っ黒なご主人のシャドー・ケイトとそれにお仕えする生き人形のエミリコ。
シャドーの一族は「顔」がない一族のため、その顔として生き人形を従えます。そしてその生き人形の主なお仕事は掃除。
顔がなく真っ黒なケイトは、何か物に触ったりネガティブな感情になると体から「すす」を出して部屋を汚してしまうので、それを生き人形のエミリコは毎日せっせと掃除をして綺麗にします。
1巻では物語がそこまで動く事はなく、二人のほのぼのとした少し不安な日常がメインなのですが、この日常回だけでも個人的にはかなりヤバかった。
貴族の真似事をして優雅に過ごしているケイトと、そのケイトに明るく従順に務めるエミリコですが、二人の「お互いがいないと過ごせない日常」が明るくポップに見えつつも切なくて切なくて。
顔がなく真っ黒なケイトは、一日に3度も着替えなくてはいけないほど触るものを汚し、エミリコがいなければ自分が汚した真っ黒な部屋で過ごさなくてはいけません。
生き人形であるエミリコも、自分の部屋中に「自分の取扱説明書」が貼ってあるのですが、ケイトがいなくては文字も読めず、自分が何をすべきかもわからない。
この一人でいる事のできない二人の物悲しさが、どんなにほんわかした日常を描いても作品全体の空気からにじみ出てて、切ないもの好きな私の心を鷲掴みして離しません。
「シャドーハウス」がフルカラー版で読める!
コミックのモノクロもすごく綺麗な線が切なさを倍増させて好きだったのですが、フルカラーで見ちゃうとフルカラーもそれはそれでいいですな!
2019/1/19現在、「となりのヤングジャンプ」のオンラインで1巻の続きからフルカラーで読む事ができますので、1巻を読み終えた方は是非読んでみてください。
私はコミックスまで楽しみに待つ派なのですが、このフルカラー版はちょっと見ておかないとそんな感じがして全部読んじゃいました。あぁああ。
あとちょっと凄さがいまいちわからないのですが、どうやらヤンジャン初の日韓同時配信の様でヤンジャン的にも力を入れている作品のようでございます。(そうなの?)
まだ1巻では謎も多く、ストーリーの先がまったく読めませんがこの独特な雰囲気は是非とも読んで見てください。個人的1月のメチャクチャオススメ作品。
「シャドーハウス」まとめ
はい!それでは今回の「シャドーハウス」をまとめますと
- 「シャドーハウス」は顔のないご主人と表情豊かな生き人形の物語
- 二人のほのぼのとした不穏な日常は切ないもの好きにはたまらんです
- フルカラー版は一見の価値あり
こんな感じでございますかね!
こういう作品て読む人を結構選んじゃうけど、これハマる人はやばいハマると思うんだよなぁ。Kindleと単行本の二つで揃えたいタイプだなぁ。
皆さんも見かけたらまずは手にとってみてくださいね!
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!