【原作も水墨画家でした】水墨で人生を彩る「線は、僕を描く」のお師匠さんについていけば何でもできるぞ!
私ね、水墨画なんて一切興味無かったんですけど
タイトルで惹かれて読んだらコレめちゃくちゃ面白いよ。
今回ご紹介するのは「モノクロの水墨で人生を極彩色に彩る」こちらの作品!
「線は、僕を描く」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
- 「線は、僕を描く」あらすじ
- 『白黒の世界』が青年の人生を極彩色で彩る「線は、僕を描く」
- 「線は、僕を描く」は『師匠』がとにかく素晴らしい!
- 「線は、僕を描く」は『水墨画』から逃げないのもいい!
- 水墨で人生を彩る「線は、僕を描く」のお師匠さんについていけば何でもできるぞ!まとめ
「線は、僕を描く」あらすじ
青春×水墨画! それは、“白”と“黒”で“宇宙”を描く芸術。
墨と筆を道連れに、傷だらけの少年は、生命を取り戻す旅に出る。
前代未聞の本格水墨画漫画!
「そう、水墨画。かっこいいだろう?」引用:Amazon
『白黒の世界』が青年の人生を極彩色で彩る「線は、僕を描く」
主人公の青山くんは日払いのバイトで何となく日々を過ごす普通の大学生。
そんな彼はある日、イベント設営のバイトで一人のおじいちゃんに話しかけられます。
帰ろうとした青山くんに、ちょっと豪華なケータリングお弁当を勧めるおじいちゃん。
なんとなく一緒にお弁当を食べてお話ししていると、おじいちゃんは「せっかくだからあなたが設営した展覧会でも一緒に観に行こう」と青山くんを連れ出します。
その展覧会はなんと「水墨画」の展示会。
全くもって水墨画の事がわからない青山くんに、おじいちゃんは「これはどう思う?」と次々に感想を求めていきますが
青山くんはなんか知らんがナカナカ繊細な感想をいう子でして
テンション上がりまくったおじいちゃんは、最後にこんな水墨画を彼に見せます。
この一枚のモノクロの水墨画と一人のおじいちゃんとの出会いが
青山くんのモノクロの世界を極彩色へを変えていくのでした。
「線は、僕を描く」は『師匠』がとにかく素晴らしい!
「線は、僕を描く」は端的に言っちゃうと
したい事が特に無かった青年が、めちゃくちゃ有名なお師匠とバッタリ出会って才能を見出されてすったもんだしつつスゲー水墨画を書き始める
っていう「釣りバカ日誌」的なよくあるパターンなんですよ。
なんだけんども
このお師匠がとにかく素晴らしいのよ。
芸術ごとやその他モロモロの事全てそうなんですけど、漫画にしても音楽にしても
最初の一歩でスンゲー大変じゃない。
私ごときがやったって大したものもできませんし……
覚える事も多くて大変そうだから……
なんて事が頭に次々浮かんじゃって、始める事自体が最難関。
それをこのお師匠さんは本当に優しく、超丁寧に青山くんを水墨の世界に誘うんだけど
「こんなお師匠だったらアタシどんな事でも始められちゃう!」ってくらい素晴らしい。
できなくてもいいんですよ。
やってみることが目的なんですよ。
「線は、僕を描く」は、とにかくこのお師匠の『新しい事にチャレンジする』事への金言が溢れまくっているので、何かにチャレンジしようとして足踏みをしちゃっている人はマジで読んだ方がいいっす!
こんなお師匠だったら一生ついていっちゃうよ本当。
「線は、僕を描く」は『水墨画』から逃げないのもいい!
それとね、「線は、僕を描く」は『水墨画』を描く事から逃げないのも素晴らしい!
このブログで結構やり玉にあげちゃってるけど「響~小説家になる方法~」みたいに
「それすごいの?どうすごいの?」っていうのを濁さないでちゃんと描くのよ。
まぁ「響~小説家になる方法~」は題材が小説で描くのが難しいのもあるんだけど、この辺をやっぱりちゃんと描いてくれると感情移入もしやすいし説得力あるよね。
最近でいうと、「まくむすび」なんかもこういう部分もちゃんと描いてくれてて凄いよかったなー。
ちなみに、「水墨画なんてよくわかんないんだよなぁー」って人は
「TVチャンピオン極~KIWAMI~」のシーズン4の水墨画選手権を観てみると「うぉ!水墨画ってやべぇ!」ってなれるので時間のある時に観てみてちょ。
水墨で人生を彩る「線は、僕を描く」のお師匠さんについていけば何でもできるぞ!まとめ
いやぁ読んでみて「素晴らしい漫画だな!どうしたんだい!」と思っていたんですが
なんと原作小説は「メフィスト賞」を受賞している上に、原作の砥上裕將氏は「水墨画家」でもあったんですな。
そりゃあこんだけ面白くて水墨画の描写もしっかりしてるわけだわ。
原作が「メフィスト賞」を受賞してるって聞いちゃうと、今後の展開もめちゃくちゃ期待しちゃうわよアタシ。
みなさんも気になった方はぜひ手にとってみてくださいません!
それでは!また!