「メタモルフォーゼの縁側」はいいぞ。ホント全オタクに読んで欲しい。
こんにちわ!ルムです。
今回は「このマンガがすごい!2019」の女性編で第1位も獲得したこちらのマンガをご紹介!
歳を超えたオタクな友情「メタモルフォーゼの縁側」 でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「メタモルフォーゼの縁側」あらすじ
Amazon メタモルフォーゼの縁側(1) (単行本コミックス)
75歳のおばあちゃんが出会ったもの、それはBL
ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。
引用 : Amazon
年齢の垣根を超える「メタモルフォーゼの縁側」
Amazon メタモルフォーゼの縁側(2) (単行本コミックス)
75歳のおばあちゃんがBLにハマってJKとキャッキャウフフなんて、パッと聞きだと「またそういうの出しちゃってもー」と眉をしかめてしまう感じですが
「メタモルフォーゼの縁側」はいいぞ。
雪おばあちゃんは75歳。夫を三年前に亡くして月に二度は病院に通い半日を潰す。思い出のカフェも閉店してしまいカボチャを切るのも大仕事になってしまった。そんなおばあちゃんが、本屋さんで気まぐれに手に取ったマンガがたまたまBLだったと。
そしてバッチリハマってしまった雪おばあちゃんは、次の巻、また次の巻と続々購入。そんな雪おばあちゃんが気になる本屋さんのアルバイトJKうららちゃん。
たまたま「BL」というコンテンツで交差した二人の気持ち。
学校では誰にもBLについて話せないうららちゃんとマンガの話をする人自体がいない雪おばあちゃんの少しずつ、そして暖かく近づいていく友情はなんか知んないけど涙が出てくるほど心にキます。
これはマジで全オタクに読んで欲しい。
「メタモルフォーゼの縁側」 で感じる受け身と発信
「メタモルフォーゼの縁側」の中で雪おばあちゃんは、もう高齢ということもあり体力的に衰えてしまっているという描写も多く、一種の「諦め(明らかにするって意味の方ね)」をすごく感じます。
かたや、うららちゃんは内気で地味ではあるものの、若さ溢れる女子高生。そんなうららちゃんに何気なく投げかける、雪おばあちゃんの
「私がうららさんだったら、もう………」
という言葉はめちゃくちゃ心に刺さります。歳を重ねるごとに自分でも知らず知らずに諦めからか思考停止なのか、受信をする方ばかりになってしまってる自分自身。雪おばあちゃんの言葉を聞くと、この歳でそんなことを思ってた自分が少し恥ずかしく思います。
諦めるのはまだまだずっと後でいい。そんなことを優しく感じさせてくれる雪おばあちゃんの上品で優しい雰囲気は本当に自分のおばあちゃんのように心に響いてきます。
「メタモルフォーゼの縁側」まとめ
はい!それでは今回の 「メタモルフォーゼの縁側」をまとめますと
- とにかく「メタモルフォーゼの縁側」はいいぞ。
- 人生の両極にいる二人の友情が美しくて涙出てくる
- 雪おばあちゃんの言葉が心に染みすぎて読み返しまくり
こんな感じでございます。
本当にいいマンガをオススメしてもらいました。こりゃ「このマンガがすごい!2019」に選ばれるわ。何の文句もなし。ちなみに男編の「天国大魔境」も地獄のように面白いからめちゃくちゃオススメですよ。記事に書かないけど。
では!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!