山本英夫節が遂に爆発!ブチ切れいじめられっこの「HIKARI-MAN」が4巻で怒涛に面白くなってきたぞ!
ホントに待ってて追って甲斐がありました!2巻から3巻まで3年半も期間が空いて、そしてまさかの3&4巻の同時発売!
しかも、遂にあの山本英夫節が4巻で爆発!
今回ご紹介するのはブチ切れたイジメられっ子の大暴れSFクライム!
「HIKARI-MAN」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
- 「HIKARI-MAN」あらすじ
- ゲームおたくのイジメられっ子がブチ切れる「HIKARI-MAN」!
- 「HIKARI-MAN」は助走がマジで長い!けど面白いから頑張ってほしい!
- 「HIKARI-MAN」まとめ
「HIKARI-MAN」あらすじ
『ホムンクルス』『殺し屋1』の鬼才・山本英夫が描く巨弾新連載、始動。
彼は、ヒーローになった。
白池 光(しろち ひかり)は、クラスでも全く目立たない
地味めの高校男子。家では格闘ゲームとPC改造に
明け暮れる気弱な電脳オタク少年だ。
極めて平凡な光だが、実は人並み外れた『電気感受性』を
持っていて、静電気のため保健室に運ばれることもしょっちゅう。
そんな彼が自宅のPCでいつもの格闘ゲームに興じていると、
自分の体内から意識と血流だけがPCに吸い込まれ、
電気の通っている所を自由自在に行き来するという
驚異の現象が起きる…!
さらに自分の姿を鏡で見てみると…!!!!?引用 : Amazon
ゲームおたくのイジメられっ子がブチ切れる「HIKARI-MAN」!
主人公の光くんはPC改造と格闘ゲームが大好きな少年なのですが、クラスのクソガキにイジメの標的にされて教室でボコボコにされたり、放課後に道端でボコボコにされたり、挙げ句の果てにはオチンチンをスマホで撮られたりと踏んだり蹴ったり。
そんな日々にうんざりしてたある日、自宅の部屋ですっ転んだ表紙に首にPCの基盤が刺さり、なんか知らないけど電脳人間になって「ジョジョ第4部」のレッド・ホット・チリ・ペッパーよろしく、電線を通り道にしてどこにでもいける様になります。
しかも、身体能力もメチャクチャアップして格闘ゲームをするかの様に人もボッコボコにできる。
「こりゃいいや!」とテンションマックスの光くんはそれから夜になると、電脳人間になって悪者を懲らしめる様になります。
だけどこの電気にはある秘密があって、何も知らない光くんの運命が予期せぬ方向に転がり始め・・・・
「HIKARI-MAN」は助走がマジで長い!けど面白いから頑張ってほしい!
作者の山本英夫氏といえば「のぞき屋」「殺し屋1」「ホムンクルス」など
オンリーワンな世界観で狂気に満ちたストーリーを描く素晴らしい作家ですが正直にいうと、「HIKARI-MAN」は「これ面白くなるよ!」っていう事前情報なしでは、山本英夫氏が大好きな人以外は追えないと思います。
いや、山本英夫氏が大好きでもちょっとキツイかも。私きつかったです。
というのも、1.2巻では特にストーリーが大きく動き出さないというのもあるのですが、山本英夫氏の魅力の一つの作画がなぜかよくわかんないCGになっており、世界観もクソもないヘンチクリンな事態が繰り広げられていて、ちょっとヤバイんですよ。
なんですが!3巻からCGの作画も影を潜め始め、出てくるキャラクターの狂気レベルも上がっていき徐々に山本英夫節が解放され始めて、4巻で遂に大爆発を起こします。
この秋葉原の電気屋の親父がストーリーを一気に動かして、山本英夫ファンなら「これこれ!」とガッツポーズしたくなるこの展開が山本英夫節ですよ!!
マジで4巻までの助走はメチャクチャ長いですが、ホント読む価値はあります。
「狂気」「孤独」「愛」を今まで形は違えど、どの作品でも描き続けた山本英夫氏ですが、「HIKARI-MAN」でもいよいよその片鱗が見え始め、これを2巻までで切ってしまうのは非常にもったいない!!
「電気は電氣」とか意味不明なことも言い始めて、「ホムンクルス」ようなあのよくわかんない雰囲気も漂い始めた4巻!次巻への期待が膨らみまくりです。
「HIKARI-MAN」まとめ
はい!それでは今回の「HIKARI-MAN」をまとめますと
- 4巻で待ちに待った山本英夫節が遂に火を吹いた!!
- 1.2巻のCGで描いた描写は正直ちょっとしんどい
- が!それで切ってしまうにはもったいなさ過ぎるくらい4巻から盛り上がる!
こんな感じでございますか!
同じく今月に1.2巻同時発売した「バトゥーキ」も2巻までフルに使った助走で「長く助走するなー」と思いましたが、まさか「HIKARI-MAN」が4巻までゆっくりアップしていくタイプだったとは。
マジで2巻で切ってしまうにはもったいなさ過ぎるので、一度切りかけた人も是非4巻まで頑張って読んでみてほしいです!
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!