「ゴールデンゴールド」の5巻がメチャクチャ面白くて土下座して謝りたい
告白します。私は 「ゴールデンゴールド」を3巻で切っていました。
あーもう土下座して謝りたい!
マンガの妖精さんたちに許してもらえるかはわかりませんが、今回は「ゴールデンゴールド」5巻がメチャクチャ面白かったので襟を正してご紹介したいと思います。
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「ゴールデンゴールド」あらすじ
福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。
幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。
引用 : Amazon
「ゴールデンゴールド 5巻」でズレ始める周りの人々
本当に恥ずかしながら、私は「ゴールデンゴールド」は3巻の陰々鬱々とした雰囲気にやられてしまって「刻々はあんなに面白かったのになぁー」とかふざけた事を思っていました。
が、「このマンガがすごい」に選ばれたり5巻の評判があまりにもいいので、「じゃあもう一回だけ読んでみよっかなー」と思ってサクッと読んでみたらもう没頭。
いやぁマジですんませんでしたごめんなさい。
フクが見えるおじさんや、福の神に屈しない警察の登場は一気にストーリーを加速させるし、少しずつ壊れていってしまう町子おばあちゃんや、私欲の本音を隠すために建前を使い始める周りの人々のリアルさと醜悪さがもうたまりません。
さすがは堀尾省太氏!私はもうハラキリもんですな!
5巻の町子おばあちゃんの描き方ったらほんと秀逸すぎ。
町子という一人の人間を描く「ゴールデンゴールド 5巻」
4巻まで「人が変わったようになった」と描かれていた町子おばあちゃんは、5巻で少しずつ少しずつ壊れ始め、ストーリーはしばし「早坂町子」という一人の人間を描き始めます。
この回想シーンは今までの「ゴールデンゴールド」の空気を変えてしまうほど強力で、やはり町子おばあちゃんも、どこかの目線でみれば「母」であり「祖母」でありますが、その前に一人の人間です。
この単位まで掘り下げると、福の神のしていることは果たして悪なのか、それとも善なのか、悩ましくとても一言でくくれるものではなくなってきます。
そしてさらには、周りの人々も「正論」を自分の都合のいいように、「私欲」を隠すために使い始め、もう何を基準に判断すればいいのか。
いやーこの混沌感!すっごい。
ただ、5巻で唯一本当のことであるこのシーン。
マジで堀尾省太氏はこういうのウメェなぁほんと今までスンマセンでした。
この「やきうどん」の一件はどうあっても真実であるということは、ここから町子おばあちゃんの行く末がどうあろうと変わりません。
もうこれはバッドエンドでもハッピーエンドでも私「ゴールデンゴールド」についてきます。
どっちにしても私きっと嗚咽ですし。
「ゴールデンゴールド」まとめ
はい!それでは今回の「ゴールデンゴールド」のをまとますと
- ほんっとすいませんでしたマジで面白かったです
- 町子おばあちゃんのことは誰も責められないよね
- でもそれを盾にする人間は死ねばいいのに
こんな感じでございますかな!
マジでほんとずっと損してたわー。これからはもっと素直に人とのいうことは聞いていこうと思います。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!