【見逃し注意】浦沢直樹・最新作「あさドラ!」が1巻からスッ飛ばし始めてるぞ。
今回ご紹介するのは、"人情"×"SF"で1巻からスッ飛ばしているこちら!
浦沢直樹・最新作「あさドラ!」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
- 「あさドラ!」あらすじ
- 『20世紀少年』を彷彿とさせる「あさドラ!」!
- 「あさドラ!」は"人情"×"SF"の『シンゴジラ』?!
- 50年前から現在へ、変わり続ける価値観で「あさドラ!」が狙う焦点はどこ?!
- 「あさドラ!」まとめ
「あさドラ!」あらすじ
Amazon あさドラ! (1) (ビッグコミックススペシャル)
「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌上で数々の大ヒット作を連載してきた浦沢直樹が、『20世紀少年』『21世紀少年』完結以来11年ぶり、スピリッツにて本格連載を始動!!
物語は、1959年の名古屋を舞台に始まる。ヒロインの名前は“浅田アサ”。
いつも走っていて、いつも名前を間違えられてばかりいる、まだ12歳の少女。
“この物語は、戦後から現代にかけて
可憐にたくましく生きた、ある名もなき女性の一代記である――”
引用:Amazon
『20世紀少年』を彷彿とさせる「あさドラ!」!
“この物語は、戦後から現代にかけて、可憐にたくましく生きた、ある名もなき女性の一代記である――”
というメチャクチャ心動かされるキャッチコピーと共に、明らかにSF要素満載の2020年・東京の一コマから始まる「あさドラ!」ですが、とりあえず話は一度1959年に戻り舞台も名古屋に移します。
こちらが主人公のアサちゃん。
お母さんが産気づいて病院にダッシュで向かうアサちゃんは、両親も「みんな」とまとめて呼ぶほど兄妹が多く、近所の人に自分の名前を覚えてもらえない事にちょっぴりコンプレックスを持ちつつも
誰とも明るく接する、人懐っこい元気いっぱいな可愛い女の子。
チャキチャキした性格で、いかにも「昭和のチビッコ」なアサちゃんですが
「あさドラ!」は、そんなアサちゃんが一つの事件に巻き込まれ
1959年から現代へと続く、誰も予想していなかったストーリーが始まります。
「あさドラ!」は"人情"×"SF"の『シンゴジラ』?!
まだ始まったらばかりの「あさドラ!」1巻では、冒頭で語られる「現代」の部分についてはまだまだ謎のままですが、一つのキーになるのは海から聞こえる「鳴き声」。
この声にアサちゃんだけが反応を示すのですが、果たしてこれが一体どういう感じに物語として動き出すのか。うーむ。
ただ、言わずもがな「20世紀少年」など数々のヒット作の中で「マジかよイマココでその伏線回収かよ!」といくつもの神プレーを見せてくれている浦沢直樹氏の事なので、おそらく激アツ胸キュンな展開が待っているでしょう!絶対そうでしょう!
そんな核心部分はこの1巻ではまだまだ謎なのですが、それでもただ待たせるだけじゃないのが「あさドラ!」でございます。
正直、「20世紀少年」は『3巻まで粘らないと面白さが伝わらない 』とまで言われるほど序盤は待ちに徹さなくてはいけませんでしたが、「あさドラ!」は"人情"×"SF"という不思議な組み合わせで全くダレない!
50年前から現在へ、変わり続ける価値観で「あさドラ!」が狙う焦点はどこ?!
嵐の被害で深刻なダメージを受けてしまった街を、ホントに「朝ドラ」みたいな持ち前の明るさと人の心をつかむ真っ直ぐさで「泥棒」から「スナック(飯屋)のママ」まで、みんなを巻き込んでいくアサちゃんの活躍劇は、正直、現代ではありえない展開。
それでもやっぱり1959年の高度成長期の中、貧乏でも活気があったあの時代の中で繰り広げられる人情劇は当時を知らない私でも涙腺が崩壊しそうなほど。
特に「元・空の勇者の泥棒誘拐犯」は激アツすぎる。
こういう汚ったない親父の「男気一発」のカッコよさを描くの本当に上手よね浦沢直樹氏。たなか亜希夫氏とは違う、いぶし銀っぽいイナタイ親父な感じよ。
さらに1巻の最後にしっかりと"SFミステリー"を残していく感じが浦沢直樹節でさすが。
「20世紀少年」では「カルト宗教」、「モンスター」では「サイコパス」と当時流行っていたものを題材に調理をしていた浦沢直樹氏が、今回の「あさドラ!」は2020年の東京オリンピックに向けて「ゴジラ」要素を絡めドコに焦点を合わせてくるのか。
今後の動きも含めて期待が膨らんで仕方ありませんな!
「あさドラ!」まとめ
はい、というわけで今回は「あさドラ!」をご紹介させていただきました!
実はですね、ずっとタイトルの横に「連続漫画小説」って書いてあるのがすごく気になってるんですが、これは果たして何か意味があるんでしょうか??うーむ。気になる。
それにしても浦沢直樹氏はやっぱり物語の転がし方が上手だなぁ。どんどん引き込まれるし、最後に「そこでそれ!?」って引っ張られちゃうのもすごいよなぁ。
皆さんも是非「あさドラ!」を見かけたら一度手にとってみてくださいませ。
それでは!また!