【自己責任】"地に足つかない"サイコサスペンス!「悪魔を憐れむ歌」で一緒に沼にハマろう【マンガ】
こんにちわ!ルムです。
今回は、劇画狼氏のエクストリームマンガ学園036 劇画狼が選ぶ、2018年のオススメマンガ40個くらい!の中で気になって読んでみたこちらのご紹介!
全てを無くした男が猟奇殺人鬼を追う!「悪魔を憐れむ歌」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「悪魔を憐れむ歌」あらすじ
箱折連続殺人事件を追う道警刑事・阿久津亮平は医師・四鐘彰久と知り合う。その出会いこそが血と暴力と謎に満ちた驚愕のサスペンスの始まりだった――!!
引用 : Amazon
「悪魔を憐れむ歌」は恋人も友人も記憶すらも失くした男の執念!
Amazon 悪魔を憐れむ歌 2 (BUNCH COMICS)
ストーリーとしては
遺体が四肢と首折り曲げてあり、その箱に似た姿から「箱折連続殺人事件」と呼ばれる事件を道警がお蔵入りにしようとす最中、一人の刑事が執念で犯人を追い続ける!
というものなんですが、主人公・阿久津の境遇が不憫すぎる!
1巻の時点では非常に明るく、人とのコミュニケーションも朗らかに取る阿久津のバックグラウンドが、2巻3巻と巻を追う毎に明らかになっていき「えー!あんたそんなに大変だったん!?」と同情しざるをえません。
これは全然ネタバレしても大丈夫なので書いちゃいますが、犯人はかなり早い段階で誰だかわかります。その犯人を犯人と知らず接する阿久津の抱える闇と、それを知ってかしらずが弄び続ける犯人のコントラストがこれまぁなんとも言えず、うぅ。。。
"地に足つかない"つかない独特な空気感の「悪魔を憐れむ歌」
この「悪魔を憐れむ歌」は表紙からも伝わってくると思いますが、はっきりって絵もストーリーの運び方もコマ割も、すべてが独特です。
カネコアツシ氏みたいな感じでもなく、なんて言ったらいいんだろう。とにかく「軽く」はないのは確か。
間の抜けた絵の直後に起こる超展開や予想を裏切る展開の数々に、現実と夢の狭間にいるような、決してポジティブではない、かといいつつ心地いい不安感が全体を漂っている感じ。
どんなに漫画や映画で現実逃避しようと
いつかは膝をついて、地に臥せる日が来るのは皆平等に同じです。それならせめて漫画の中くらい地に足なんて着けないで銀河まで!
引用:「悪魔を憐れむ歌」3巻 あとがき
巻末で作者の梶本レイカ氏もこう語っていますが、本当にその通りで「地に足がつかない」感覚がずっと続くんですよ。
どうやら梶本レイカ氏はBL出身らしく、確かに節々からそんな雰囲気がムンムン漂いますが、これも多分いい意味で「地に足がつかない」感覚にしてる要因の一つになっていて、もうずっと睡眠不足で微睡んでいるかのような感覚になるんだよなぁ。
正直、タイトルと絵の両方に惹かれるものがあれば読んでみることをお勧めできますが、どちらかにほんの少しでも「ちょっとなー」って思うものがある人はオススメできない作品です。
でも「どうしても読みたい!」と思って飛び込んでみたら大ハマり!な人には、抜け出せない沼のようなことになること請け合いの「悪魔を憐れむ歌」。
3巻の「え?お前そうなの!?マジかよ死ねし!」と思ったら「エェエエ!ハンニバルとかレクター教授みたいの想像してたのに!」という怒涛の展開に、賛否両論の様々な声がありますが、タイトルが「悪魔を憐れむ歌」なのに気づくと納得するはず。
完璧自己責任系のマンガですが、どうしても気になる人は「うぇい700円ドブに捨てたと思って!」とこの沼に飛び込んでみてください。
私は沼にハマりました。
「悪魔を憐れむ歌」まとめ
はい、それでは今回の「悪魔を憐れむ歌」をまとめますと
- 正直、かなりオススメする人を選んじゃうから記事にしようか迷った
- が!この「地に足つかない」マンガが是非知ってほしい。
- が!!表紙とタイトルの両方に「ビビビ!」ってこない人はやめた方がいい!
とこんな感じでございますかね。
このマンガについて誰かと話したいんだけど、リアルにもSNSにも周りにこれ読んでる人いないよなぁ。あー。。。でも私が好きだからいいんだけどさ!
是非読んで好き!ってなった人。語りましょう。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!