カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

【発達障害で考えて】この1年間を振り返って大事だった本5冊の紹介【オススメ】

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前々から「発達障害系の本は意味ねぇ!」って言ってるアタクシですが

今回はこの1年間で読んだ本の中から

私という個人の発達障害にすごく大事に響いた本

5冊に厳選して紹介しようと思いますん!

 

あの、活字ばっかりだけど平気だよね?

こ、このブログ読んでるなら

発達障害に何か問題あるんだよね?

 

大丈夫だよねこの企画?

 

そんなこと言われて本なんか読めねぇよ!
って人は暇で暇でしょうがない時にコチラの記事を読んでみてくださいません。

この1年間を振り返って大事だった本はこの5冊!

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さぁ!

あまり説明くさくなってもアレなんで

1冊ずつ発達障害的に何が良かったのかを

できるだけコンパクトにご紹介していきたいと思いマッスル!

 

ほいじゃひとつひとつ行ってみやしょう!

このハゲが

発達障害に役立った!

と思う本はこの5冊でございます!

 

情動はこうしてつくられる─脳の隠れた働きと構成主義的情動理論


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タイトル的にめっさ読む気を無くす本なんですけども

コレはベストヒットですねー。

 

発達障害って脳の障害じゃんね?

ほいで、ADHDだとイカれてる脳の部分が

  • 海馬
  • 扁桃体

だって言われてんだけども

この本は主に扁桃体の方に関わる「情動」について書かれている本ですな。

 

扁桃体がバグってると

  • 不安や恐怖を過度に感じたり
  • 危険を上手く察知できなくて危ねぇ

とかADHDはよく言われるんだけど

それ、嘘だから。

 

ってことを思っくそ分かりやすく教えてくれる本でございます。

 

厳密にいうと「嘘」っていうのは語弊があるんだけど

今まで習ってた脳みその仕組みが2019年の研究でテーブルひっくり返すことになってるよ!

って内容を

読みやすい文体でユーモア全開に書いてくれるので、誰でも読めるのがスゴい。

 

  • 私たちが感情を起こすメカニズムと
  • 今まで常識になっていた感情の仕組みの問題点
  • これから自分の感情を知るにはどうしたらいいか

なんかをしっかりと最後まで教えてくれるので

発達障害的には個人的でマストな1冊ですね。

 

ただ、ひとつ問題なのは

値段が高ぇのよ。

 

3,000円以上もするんだよねー。

 

でも内容は間違いなくお値段以上なので

興味の出た人は即ポチがいいと思います。

 

コレは図書館じゃなくて持っておくべき1冊。

超オススメ。

 

〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義


Amazon〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義

私たちってさ。

  • 今日は二郎系食べよ!
  • ムカついたからスマホぽい!
  • 嬉しいからほっぺにちゅ!

とか自分で決めてやってると思ってるじゃん?

 

そうじゃねーんだって。

 

簡単にいうと

  1. 私たちの脳みそには無意識の「チビ私」が5000人くらいいて
  2. そのチビ私5000人のそれぞれバラバラな「あれやりたーい!」を
  3. コレまた無意識の「私リーダー」が多数決をとって
  4. やっとこの私本体が「あ、二郎食べたい」になる

と。

 

これだと「ほーん、まぁいいんじゃん?」くらいなんだけども

問題がひとつありまして。

 

私たちはこの「二郎食べたい」の理由を

自分の中で捏造してしまう場合があるんですってさ。

 

つまり、何か行動を起こしてるんだけども

「したい理由」をアベコベでやってる可能性があるよ。

ということなの。

 

ヤバくね?

 

っていうのを

コチラもめちゃくちゃユーモア全開で教えてくれる脳科学のお話。

 

コレ読んでる人でいるかどうか分からないけど

発達障害の人って独り言多くない?

 

私も多いし、実際に2人くらい独り言多い発達障害を知ってるんだけど

この本読むと

あーだから独り言いってるのね!

そう言えば独り言いってるとき調子いいかも!

って思っちゃうコト間違いなしよ。

 

さっきの「情動はこうしてつくられる」の前にこの本を読んでおくと

「情動はこうしてつくられる」の内容がすんなり入りやすいので

個人的にはこっちを先に読むのをオススメするかな。

 

結構オススメ。

 

愛着障害 子ども時代を引きずる人々


Amazon 愛着障害 子ども時代を引きずる人々

愛着障害ってなんぞ?

な人も多いと思うのでザクッといいますと

  • 発達障害は先天性の障害
  • 愛着障害は後天性の障害

でありまして

症状がほぼ同じで発達障害だと誤診されまくっておりますがな!

 

っていう本(じゃないけどそういう本)。

 

後天性っていうのはさ。

  • お母さんからどう育てられたとか
  • お父さんはどんなだったかとか
  • 家庭環境はどうでしたかとか

そういうので愛着障害が発症するって意味で後天性なんだけど

注意散漫とかADHDにそっくりな症状もあれば

ASDみたいにコミュニケーションに問題が起きたり

お医者さんでも見分けがつきずらいんだって。

 

ヤバくね?

 

しかもね、ここでみんな思うじゃん?

じゃあ私、本当は発達障害じゃなくて愛着障害?

って。

 

ダブルパンチが1番多いみたいよー。

 

つーわけで

  • 自分が発達障害だって分かってる人も
  • もしかしたらそうかなー?って人も

この本の中で簡単だけどチェック診断もあるので

自分がどんな愛着障害の傾向があるのかも知れますし

ぜひ読んでおくべき1冊でございます。

 

ちょっと本的には実例的なもので昔の文豪についてダラダラ書いたりするから

んだよさっさと教えろよ!

ってなるかもだけど

私の読んだ愛着障害の本では

コレが1番「分かりやすい」「納得できる」の両立ができてるので個人的にはオススメ。

 

この本は「情動はこうしてつくられる」を読んだ後に読むとスーパー理解できるので

我慢できるなら先に「情動はこうしてつくられる」を読むのがオススメっす。

 

自分が発達障害だと人にも話すなら

マジで読まないとやばい本。

 

誰にもわかるハイデガー: 文学部唯野教授・最終講義


Amazon 誰にもわかるハイデガー: 文学部唯野教授・最終講義

順番間違えたー!

コレは読むなら最後ですな!

 

んー、どう説明しよう。

 

んとさ。

なんか人生のヤバい場面を乗り越えてさ。

死にそうな目に遭ったとするじゃんね。

リアルに「あ、コレ死んだわ」ってヤツ。

肉体的でも精神的でもなんでもさ。

そうしたら

うわぁ、コレからはちゃんと生きよう。

って思うじゃん?

 

で、そう思い始めると周りの人とかとズレ始めたりするじゃんさ。

いやするのよ。

 

そーゆー人が読んでください。

 

ハイデガーっつーと

何で木はそこに存在するねん?

いや、存在ってなんや?

あれ?!存在ってなんや?!

 

ってなっちゃった人だから

「存在と時間」なんていうエゲツなく読みづらい本を書いちゃうんだけど

その中で「人の本来の生き方」みたいなくだりがあるのね。

 

超平たくいうと

人間死ぬまでその人の人生を評価できないし

死ぬのって自分しかできねーんだから

将来必ず起きる死をちゃんと請け負うスタンスがおじさんいいと思うなぁー。

 

みたいなことをもっとしっかり言うんだけど

しっかりし過ぎてマジで何書いてあるかワカンねぇんだわ。

 

それをこの本は筒井康隆が

猿でも分かるレベルでざっくりお話してくれるのね。

 

ハイデガー自身は

存在ってなぁにぃ?!

ってなっちゃってるから

「人の生き方」みたいのはどうでもいい感じなんだけど

さっきみたいに

  • コレからはちゃんと生きようとか
  • なんでアイツはあんなに人生自分のために生きてるの?!

って思う人は

読んでみるとイナズマが走る本でございます。

 

万人にはオススメはしませんが

人生のどこかのタイミングで1度読むのは素敵だと思う1冊。

 

生きるということ


Amazon 生きるということ

ぶっちゃけメッチャンコ読むのツライっす。

産業革命とか知らないしホントキツかった。

 

でも、これだけキツさが報われた本は

年間でコイツのみっすな。

 

うんとねー。

よくいるじゃんほら、アレ。

 

婚活とかコンパとかの自己紹介で

やたら企業名とか学歴とか収入とか言いたがってiPhoneもすぐ11とかにしてスタバでMacBook広げて「アメリカじゃこうじゃない」とか抜かしながらDaiGoの本読んで朝活なんかしながらインスタでタピオカ片手に「読了」とかアップしちゃってイイねがめっさ欲しいから人のSNSにもイイねしまくってフォローがフォロワーの3倍くらいいるヤツ。

 

そーゆーヤツ見てて

ヤッベェだろそれ。

って思うような人たちに

 

あなたがしたい、欲しいことは

  • それがやりたい、使いたいのか
  • それの経験やモノ、ステータスを所有したいのか

みたいなコトを

うじゃらうじゃら話す本でございます。

 

今度はもうちょい分かりづらいヤツで

私、富士山に登ってみたい!

って人いるじゃん?

 

アレってどう思う?

 

イヤ、私も登ってみたいんだけどね。

 

  • 富士山の「山頂の景色」が見たいのか
  • 「富士山」の山頂の景色が見たいのか

どっちでしょうね。

 

何言ってるかワカンなくなってきそうだけど

  • 素晴らしい景色を見てみたいのか
  • 富士山に登ったっていう経験が欲しいのか

この2つって判断しづらいよね。

 

しかも発達障害ってさ、結構単純に

あ、お花きれい!

って思えるような人でも

そういうのが間違ってるとか感じちゃって

素直に言えなくなるような障害じゃない。

 

世間のみんなが正解で

私が間違いなんだって

思いやすい障害だしさ。

 

だもんでね。

昔はお花も好きだったし

歌も絵も好きだったけど

そういうのをいうのは大人じゃないもんね。

ってなってしまった人には

ぜひ読んでほしいス。

 

さっきみたいなちょっと踏み込んだお話もしつつ

そこにある花が素晴らしいと思うってどういうこと?

っていうのを丁寧に教えてくれる素晴らしい1冊。

 

自分が何かしたい、欲しいって思ったときの本当の気持ちがブレなくなる

個人的には人生スパンでマストの良書っすな。

 

【発達障害で考えて】この1年間を振り返って大事だった本5冊の紹介【オススメ】まとめ

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はいー!

というわけで、ふと思いたって1年間で読んだ本の中で

私という個人の発達障害にすごく大事に響いた本

を5冊紹介させていただきました。

 

えー、あくまで私に響いただけですし

私の発達障害に響いただけですので

あなたに響くかも

あなたの発達障害に響くかも分かりませんが

多分どれか1冊は何かしら響くんじゃないかなぁ。

 

発達障害の本やサイトやYoutubeも色々あるけど

そんな枝葉をいつまでも叩いててもしょうがないので

根っこから「お!生えてるね!」って思えるものを探しましょう。

 

あなたはあなたで

私は私なんだから

誰にでも効くライフハックなんてねぇって。

 

誰にでも効くのは教えらんないけど

一緒に探すならできるからさ。

 

この記事でも他の実験生活でも

私のやったことで面白そうなコトがあったら

ぜひぜひ試してみて下さい。

 

ほいでは。

また。