今年最高に面白いです。「銃夢火星戦記」がマジでオススメすぎてどうしたらいい?
こんにちわ!ルムです。
私の今年の一位が登場いたしました。
「銃夢火星戦記」のご紹介でございます。
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
- 「銃夢火星戦記」あらすじ
- 「銃夢」を知らないと「銃夢火星戦記」はキツイです
- 「銃夢火星戦記」は過去編であり未来編でもある
- 「銃夢火星戦記」のちびっこガリィが可愛くてやばい
- 悲しい悪役「バロン・ムスター」は間違いなく「銃夢」史上最高な一人
- 「銃夢火星戦記」まとめ
「銃夢火星戦記」あらすじ
火星の戦災孤児・陽子は同じく戦災孤児のエーリカと共に辺境の町マミアナの孤児院へと入れられた。 陽子とエーリカは貴族の血を引くという先輩ニノンからの洗礼を受けながらも、孤児院の生活に馴染んでいった。
しかし安息の日々もつかの間。 陽子を追う謎のサイボーグが現れ、孤児院も襲撃されてしまう。 陽子はエーリカ、ニノンたちと共に揚水場に隠れるのだが――。
日本が世界に誇る最強SFアクションロマン最新作、開幕!
引用 : Amazon
「銃夢」を知らないと「銃夢火星戦記」はキツイです
もうマンガファンだったらタイトルだけでも知っているでしょう、あの「銃夢」の続編の「銃夢火星戦記」なのですが、はっきり言って「銃夢」と「銃夢 Last Order」(以下「銃夢LO」)を読んでないとキツイです!
「銃夢」をまだ読んでないSF好きの人がいたら、絶対読むことオススメします。
「銃夢って何?」っていう人は、こちらの記事で詳しく「銃夢」と「銃夢LO」について書いていますので、まずこちらをお読みください!
銃夢シリーズは、不明な単語や経緯などを欄外で細かく解説してくれるのですが、世界観が壮大なのと、各キャラクターや政治的な背景などが非常に巧妙に絡まり合い、もはや「銃夢火星戦記」だけで全体を理解するのは不可能になってます。
こんなに初見にはとっつきづらい最新作の「銃夢火星戦記」ですが、銃夢シリーズを全部読んで追いつくに値するほどの名作になってますので、マンガファン、特にSFファンで未読の人は是非ネカフェに行って銃夢シリーズを読んでみてください。
読み始めたら絶対完走できてしまうくらい名作ですので。
「銃夢火星戦記」は過去編であり未来編でもある
銃夢シリーズの時間軸は結構ややこしくて、まず初代の「銃夢」があり、その「銃夢」のエンディングをなかったことにして物語が続いていくのが「銃夢LO」、そして「銃夢」以前の話と「銃夢LO」以降の物語を描いているのが「銃夢火星戦記」になります。
タイムラインを図で説明するとこんな感じ。
このように「銃夢」と「銃夢LO」の両方に関係して物語が進んでいくので、どうしても全シリーズを知らないと物語が十分に楽しめないのですが、はっきり言って「銃夢火星戦記」はシリーズ最高に面白いです。
それでも「えー銃夢LOはダメだったんだよなぁ」って人はもう「銃夢LO」読まなくていいので「銃夢火星戦記」読んで見てください。「銃夢火星戦記」には初代「銃夢」ファンにはたまらない「あの盛り上がり」がありますから。
そのうち「銃夢LO」を読み返したくなるから。
「銃夢火星戦記」のちびっこガリィが可愛くてやばい
Amazon Amazon 銃夢火星戦記(5) (KCデラックス)
「銃夢火星戦記」でメインに掲げられるストーリーは
- ガリィの出生の秘密
- LO後のガリィの目的と行方
- エーリカとガリィの因縁
とこの三つなのですが、 とにかく過去編のちびっこガリィ(ヨーコ)がめちゃくちゃかわいい!
一体あの「銃夢LO」で無双をしていたガリィはどこへ行ったのか?!
この幼いガリィを必死に守りながら、必死に生き抜こうとするエーリカのお姉さんぶりも非常に健気で、このへん初代「銃夢」が好きだったファンは間違いなく突き刺さるものになっています。
次々に襲ってくるトラブルから身を挺してガリィを守るエーリカですが、徐々に徐々に物語は歪み始めて「エーリカとガリィの因縁」の火種が生まれ始めます。
悲しい悪役「バロン・ムスター」は間違いなく「銃夢」史上最高な一人
銃夢といえば登場する悪役も非常に魅力的で、しかも悪役から味方になったり味方が悪役になったりと、非常に入り組んだ関係性も素晴らしいのですが「銃夢火星戦記」で登場する悪役の「バロン・ムスター」はマジで最高。
3巻から始まる「バロン・ムスター編」は、権力者の罠にはまって家族も友人も失い、この世の地獄のような拷問を受けて醜い姿になった悲しい男の、ガリィとエーリカまでも巻き込む復讐劇になっていて、この物語が素晴らしすぎる。
死んだほうがマシなような理不尽な拷問に耐えるムスターの語る
これは罰なのだ
過去への行為の罰ではない
これから犯す罪に対しての罰なのだ
引用:銃夢火星戦記 5巻
というセリフはマジで震える。本当読んで。
復讐のために生き、どんな悪事も意に介さず自らを悪漢と称するこの悲しい男の生き様の結末は、醜くて切なくてそれでも美しくてもう素晴らしいしか言えません。
最新刊の6巻で「バロン・ムスター編」は一段落するので、一気読みで完走しきっちゃうのを是非オススメします。
そして誰か!私と語りましょう!あーもう誰かと酒飲んで話したいよー!!
「銃夢火星戦記」まとめ
本当はまだまだ書きたいことがあるのですが、「銃夢火星戦記」に関してはまだ連載中でもあるので、極力ネタバレしないようにここまでに押さえておきます!というわけでまとめますと
- 「銃夢火星戦記」は「銃夢」と「銃夢LO」を読んでないとキツイ
- 3巻からの「バロン・ムスター編」はマジで名作
- 初代「銃夢」ファンのみなさま!戻ってきてますよあの感じが!
こんな感じでございますかね。
いやぁ、マジでマジで「銃夢火星戦記」は今年で一番の名作だと思います。
未読の人は本当に読んで欲しい。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!