「あさひなぐ」がやっぱり嗚咽モノだからスポ根好きには絶対読んで欲しい
こんにちわ!ルムです。
みなさん部活は何部でした?私は剣道部だったのですが、そのせいもあってかこちらのマンガを読むと人前だろうが我慢できずに泣いてしまいます。
かなり今さら感はございますが、今回ご紹介するのはこちら!
薙刀ガールズの王道スポ根!「あさひなぐ」 でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「あさひなぐ」あらすじ
二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)、15歳。
中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。痴漢を蹴りで撃退する強き女、あこがれの先輩、宮路真春(みやじ・まはる)、
同じ一年生で剣道経験者の八十村将子(やそむら・しょうこ)と
長身が悩みの紺野さくら(こんの・さくら)…
旭と仲間達“なぎなたガールズ”の強く!楽しく!!美しい!!!物語が始まる--引用 : Amazon
「あさひなぐ」での薙刀というマイナー競技のリアリティ
ストーリーは
「マイナーな薙刀なら私も一旗上げられるかも!」と高校デビューで薙刀を始めた主人公が、個性あふれる仲間やライバル達と切磋琢磨してインターハイを目指す!
というまぁよくあるスポ根ストーリーなのですが、この薙刀というのがストーリーに効いてくる効いてくる。
私はこれでも実は剣道二段を持っておりまして、たまーに会場の隅の方で薙刀の方を見かけていたのですが、確かに剣道との人口の差にビックリしたのを覚えています。
具体的な数で言うと、薙刀部がある高校は東京都内で5校のみ。関東全域で見ても23校。つまり、団体戦のトーナメントで考えると最多でも3回勝てば都内で1位。
予選なしで。
関東大会でも5回勝ち抜けば関東1位になれる計算です。
予選なしで。
こう聞くと抜け道競技的に聞こえますが、この人口の少ないマイナー競技というのがストーリーにうまく絡んでいて、様々な場面で気持ちを熱くも切なくもさせてくれます。
登場人物の全員の描き方が丁寧な「あさひなぐ」
マイナー競技で人口が少ない分出てくるキャラクターの個性もみんな魅力的で、それぞれのバックグランドやサイドストーリーもしっかりと丁寧に描かれるので、ほとんどの試合や練習にもう涙がチョチョぎれてチョチョぎれて。。。
主人公自体も「実は素晴らしい脚力が!」とかは一切なく、基本的に運動神経がミソッカスなので周りの仲間や先生に支えながら成長していくので、この辺の努力感も素晴らしい。
両親に溺愛されているお嬢様や、剣道から逃げるように薙刀を始めた子が全くのゼロからそれぞれ違う想いでレギュラーを目指す姿や、対戦高校それぞれの負けられない理由や気持ちを見てるともう「どっちを応援したらいいのやら!?」と泣き顔で困惑です。
この辺のスポ根な描写は
- ハイキュー
- 弱虫ペダル
- 少女ファイト
などが好きな人にはたまらない、というよりもむしろどストライクでハマる感じなっています。
ですが、これらの作品と一つ決定的に違う事がありまして、それは薙刀は「個人競技」であるという事です。
「あさひなぐ」は全てが「個人戦」が積み重なった団体戦
もちろん薙刀にも「団体戦」はありますが、それは決してバトルロワイヤルみたいに「はい10人で一斉にやっちゃってー!」というものではなく
- 先鋒
- 次鋒
- 中堅
- 副将
- 大将
の順番で五人がそれぞれ「先鋒」なら先鋒同士、「次鋒」なら次鋒同士で戦いその勝星の数と有効打突で勝敗を決める事になります。単純に言うと、個人戦を5回やって勝星の多い方のチームの勝ちです。
なので、多少の駆け引きはありますが(無理に勝ちを取りに行かず引き分けにして、確実に勝てる選手だけ勝負をかける等)野球やサッカー・バレーなどのようなチームプレーはありません。結局は「個人戦」勝敗の積み重ねになるんです。
これが!熱い!泣く!嗚咽!なわけですよ!
例えばね、相当端折って書くけどこんな感じで試合がきちゃうとするじゃない。
この時の大将の緊張感ですよ。インターハイだったら今までの三年間のみんなの想いを全部乗っけた3分間な訳ですよ。こんなのに丁寧に相手校のバックグラウンドまで書かれて、補欠の子達も「がんばれー!」なんて言っちゃって
女子高生がみんな涙ぐみながら試合してるのなんか泣くしかないだろ。
この「たった一人の個人戦」が積み重なったチームプレーは、球技などのチームプレートはまた違った魅力がありますので、スポ根系が好きな人でまだ読んでない人は是非とも読んでみてください!100%泣くから!
「あさひなぐ」まとめ
はい、それでは今回の「あさひなぐ」をまとめますと
- マイナー競技での夢と悲しさをしっかり描いたスポ根マンガ!
- 登場人物のバックグラウンドが丁寧に描かれていて応援するのに困るくらい
- 個人競技ならでは緊張感と想いが嗚咽もの
こんな感じでございましょうか。
最新刊の28巻では、いよいよインターハイがいい感じで盛り上がってきてるので目が離せなくなってまいりました。ちなみに、私は剣道出身なので確実に八十村推しなのですが
あさひなぐ27集読了!
— ゆーた⊿🗻🐎🍎 (@nogi_chaaan) July 30, 2018
アチアチ過ぎて汗1リットルかいた
やっぱり八十村イケメンすぎるし、
自然とこういう展開を描けちゃうところ
本当に憎いなあこざき先生😂 pic.twitter.com/gWndtqURdC
頑張る新一年生の大工原ちゃんも狂おしいほど好きです。
でも、やればやるほど
— 漫画名言・名場面 (@mangameigenshin) April 22, 2018
思ってしまう。
“こんなにマジメに頑張ってるのになんで?”
引用:あさひなぐ
[大工原唯] pic.twitter.com/vjj4FXGJDW
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!