カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

【自己肯定感が】「発達障害」が「発達障害」の悩み相談を受けてみて気づいた事【やっぱり大事かも】

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発達障害のみなさま、どうですか?

自分が悩んだ時、誰かに相談をしたりしてましたか?

 

私は「もうお前の話長いから話したくねぇわ」とありがたい金言をいただいた事がありますクワバラクワバラ。

 

実は最近、ブログを通して同じ発達障害の人と知り合う事ができまして、ラインや電話などで悩み相談を受けたりしているのですが、今日はその中で気づいた事を書いていきたいと思います。

過去に自分が相談した経験を参考に考えながら受けてみた

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私も2年ほど前くらいまですごく信頼できる人がいて、その人に様々な発達障害に関する事や、そこから派生する全ての事を相談していた事ありまして、頭脳も明晰な素晴らしい人物だったのですが、私のせいでカサンドラ症候群に追いやってしまいました。

 

その時にすごく為になった事、今思えばこうしてもらいたかった事などを、自分なり整理しながら少しでも悩みの解消に協力できたらいいなと思い、準備をして相談を受けるようにしてみたのですが受ける側になってわかる事が多くてビックリ。

 

「これは定型の人には耐えきれないだろうなぁ」っていう発達障害ならではの新発見や「やっぱりそこに悩むよなぁ」っていう再確認も多々あり、なかなか興味深い時間なのですが「ADHD×ADHD」なので会話の最中もトラブルが絶えないのですよ。

 

何と言ってもね。

話が先に進まんとです。

とにかく時間がとんでもなくかかる

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そうです時間がやっばいかかるんです。

どのくらいかかるかと言うと普通の人だったら「勘弁してくれ!俺の時間が!」っていうくらいかかる。

 

こっちもADHD、あっちもADHDなので話がギュンギュン脱線して、お互いに「あれ?今何の話ししてたっけ?」というのはもはや鉄板コース。

最初スタートした悩み事の話題から、10分もすると「菜の花畑」の話題になっていて

「へー!いいな!私も行ってみたいお!」

なんつってお前何やってんだよ状態。

 

とにかく私だけでもこれはまずいと思い、1回目の電話の途中から「会話の進行表」をA4の紙にメモを取りながら、話をいつでも戻れるように準備開始!

それでも、相手の人には一切ブレーキをかけない「自分自身」のままでリラックスして話してもらいたかったので、話が脱線しても制止するのは一切やめ、とにかく話を全部聞いていく事にしました。

 

するとまぁ、一回の電話で2時間は超えますよね。

 

多分、定型の人に制止してもらいながら話したとしても、一回の電話でおそらく1時間越えでしょ。

 

それはきついよなぁ。(遠い目

ADHDで話が脱線するのは無駄なのか、無駄じゃないのか

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こうして相談を受けていると、昔の相談相手に「お前の話は無駄に長い」と言われた言葉がひしひしと胸に刺さってきますが、それでも話していると、やっぱりこの「無駄に長い」話は私たちには必要なんだよな、と再認識。

 

ADHDで考えがまとまらないから頭で思う事を次々にマシンガンで話してしまうけど、それはどれも決して嘘を言っているわけではなく、1つの話題からジャンプし整理がされていないだけで、それぞれの話題に悩みが存在しどれも「無駄」ではないんだなと。

 

でもこれは多分、自分もADHDで気持ちや思考回路がわかるからであって、定型の人がこれをノンストレスで受け入れるのは無理で、むしろ苦行に近いものだと思います。

一つの問題を解決するには、まずちゃんと一つの話題を終えてから次の話題に行くべきですし(汗

 

ただ私たち二人の場合、会話が飛んで話題数が増えれば増えるほど「根本原因」に繋がるツリーが、会話の流れをマインドマップにしてA4の紙にメモをする事によって出来上がり、二人で一緒に問題点や悩みを明らかにして考えたりするのに重宝しています。

 

と、なんか話題が飛ぶメリットみたいな事も書きましたが

それよりも一番大事なのは、何も意識しない自分自身のニュートラルな状態で悩みを吐露してくれる状況になってもらう事だと思っているので、これから先も時間はかかると思いますが、時間は気にせず使っていこうと思います。

幸い、大事な人に使う時間はたくさん持っているので。

悩みの内容は違っても、悩みの根本は一緒

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そしてもう一つ気づいた事は、人が違えば悩みの内容も変わってくるのは当たり前ですが、それでもやっぱり悩みを掘っていくと根本は1つのところに行きつく可能性が大きそうだなぁという事に気づきました。

悩みを上げればもちろんキリがないのですが、大きく分けると

  • 発達障害から発生するトラブルのetc(忘れ物・遅刻・失くし物など)
  • 体調に関する問題(体調不良・朝起きれない・寝れない)
  • 発達障害による二次障害について(鬱・過食拒食・睡眠障害・依存症など)
  • 人とのコミュニケーション(人間関係のもつれ・他人の目を気にするなど)

こんな感じになると思います。

そんでこれらを引き起こす原因を簡潔にすると

  • 発達障害
  • 自律神経
  • ストレス

となるのですが、ここでこれら全部に関係する重要な事が隠れています。

 

それが「自己肯定感」です。

 

あくまで私の経験上ですが、「自己肯定感」が低くなりすぎてしまっていると、どの悩みに対しても取る行動が応急処置的なモノになってしまいます。

なので結局のところ、話を聞けば聞くほどこの「自己肯定感」が最初に立て直すべきに感じますし、悩みは人によって違えど、発達障害で悩んでる人の悩みの根本は同じ部分に繋がるのかもとも思うようになりました。

みんな「普通」になりたがる

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正直、私は発達障害に悩み苦しんでる状態で一番難しいと思っているのが

「どの問題をどういう順番で改善するように取り組むか」

だと思っていて、人によって順番は違うと思うのですが、今のところ

  1. 自己肯定感を取り戻す
  2. ストレス・自律神経などの体調管理
  3. 発達障害でのトラブル改善

この順番でやるのがいいんじゃないかなぁと思っています。

人によって自己肯定感が高かったりする人は2番からでもいいと思いますし、体調に問題ない人は逆に2番を飛ばしてもいいと思いますが、基本的にはこの順序じゃないと何かをトライしても体調が崩れたり、目標がぶれて頓挫したりするんじゃないかと。

 

みんな自分が発達障害だと知った後に真っ先に思うのは

「普通の人みたいになりたい」

だと思います。

 

ただ、その「普通の人みたいになりたい」が真っ先に自分自身を否定してしまっているんです。

自分じゃない、どこか理想の「普通の人」を自分に重ねて、何か問題や失敗が起きるたびに他人の「常識」の物差しで自分を測って、「普通」の枠にどうにか自分を無理やりにでも入れたくなる。

 

「そんな事言ったって!」と思うかもしれませんが、この考え方を一度取っ払って、時間を守れなかったり忘れ物をしてしまう自分自身を受け入れてあげて、「自己受容」から少しずつ「自己肯定」をして自分を認めてあげる事から始めないと

ずっとずっと「誰かの世界」で生きる事になってしまいます。

 

冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、あなたの人生は「あなたの世界」であって、あなたにとっての「常識」も「普通」もあなたが決めていくしかありません。

もちろん他人に迷惑をかけるような事はいけませんが、自分で判断して自分の世界を生きていかなければ、これから先もずっと自分を好きになる事は難しいままです。

 

自分自身を受け入れ認めて、素直な自分自身のまま、発達障害などの問題に取り組んでいく事が、回り道には感じますが問題解決への一番の近道だと思います。

自己肯定感をあげるのにオススメの本3選

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「自己肯定感つってもてめー何言ってるかよくわっかんねぇよバカ!」っていう人も沢山いると思うので、興味のある人はこの辺の本から読んでみるといいなと思う「自己肯定関連」の本を3つご紹介させていだたきます。

画像クリックでAmazonに飛べるんですが、こんな事言うのもアレですけど「嫌われる勇気」はどこのブックオフに行っても買えるのでその方がいいです。

敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法は、実際に一日ごとにやるワークが決まっていて読書をするというよりも実際に行動する事が多いので最初の1冊には非常にオススメ。

「自己肯定感って一体何?」っていう事もしっかり書いてくれているので、何も知らない状態からでも入りやすいし、実際のワークをこなす事によっての変化や効果も感じやすいので、やる気も保てるし読書自体にとっつきやすくなります。

 

嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えは問答式の物語になっていて、ボリュームも読む時間も結構かかりますが、その分読んだ後の自己肯定感に対するマインドチェンジはものすごいです。

ただ、これだけだとアドラー心理学にちょっと理解が及ばない、もしくは誤認してしまうような事もあるので、読み終わってまだアドラーに興味があったら同じ作者の岸見一郎氏のアドラー関連の本を読むのがいいと思います。

 

「えー、本当か読むのはちょっときついなぁ」って人はたった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなるから読んでみるといいでしょう。

「本読みたくねーつってんのに本読めってバカなの?死ぬの?」って思うかもしれませんが、本を読みたくないのは「読みたい理由がない」からです。

 

その読みたい理由が「自分の本当にやりたい事」に紐付けば、余裕で読書なんかするように変わります。

 

この本は「自分の本当にしたかった事」を、自分自身からもう一度思い出してやる気を作り出していくという本で、個人的には強烈に効果があった本なので、本を読むのが億劫だったり、行動がいまいち起こせない人はまずはこれを読む事から始めてみてください。

詳しい内容はこちらの実験生活でも書いていますので、よろしければお読みください。

www.kaishin-no-sutemi.com

「発達障害」が「発達障害」の悩み相談を受けてみて気づいた事 まとめ

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はい!というわけで、生まれて初めて自分以外の発達障害の人とどっぷり交流しているのですが、本当に「相談を受ける側」になって気づいたビックリ事

定型の人にこのアプローチを自分もしてたし、このアプローチ受けたらしんどいわな!

という事ですな。

このあたりもまとめて記事にして、発達障害の人もそうじゃない人も「ふーん」て思えるような何かができたらいいなと思っていますので、近いうちにやっていたいと思います!

 

今回の記事を見て「適当な事言いやがって!」とか「お前の言ってる事は間違いだらけだ!」って人がいらっしゃいましたら、どしどしDMでもなんでもください。

一緒にお話しして答えを探しましょう。

 

今日は長々書きましたが、ハチャメチャな文章になってない事を祈りつつこの辺で終わりたいと思います!

それでは!また!