【ADHDでも小説が書けるのか】39~44日目。石田衣良氏の「小説スクール」を観てみたでゲス。
相変わらず読んで読んで読み進めていますよ「ゼロから始める発達ハゲの小説生活」。
いや、お前書かないのかい!と思われそうですが
今週中に一個書き上げるぜべいべー!
と思いつつネットでふらふらしていたら石田衣良氏の「小説スクール」なるものを発見。
これは見るでしょ。
さて、ゼロから始める発達ハゲの小説生活。
39~44日目の始まりでヤンス。
過去の記事はこちらにまとめてあるのでよかったらどうぞ!
- 買う本が変化してきて、なんとなく雰囲気がわかるようになった
- Youtubeで石田衣良氏の「小説スクール」を見てみた
- 「書きたいジャンルを1000冊読め」
- 小説が書きたくなったから書き始めてみる まとめ
買う本が変化してきて、なんとなく雰囲気がわかるようになった
ゲットした本たち。
— ルム@発達障害で小説書けるか生活 (@LMU_desu_Hyahha) August 9, 2019
やる事やったら読むべしでガンス。
こちらあみ子は文庫でも欲しくなったので二冊目。 pic.twitter.com/KxQXdteYS3
その前に今の現状ですが、こんな感じで文庫の小説もモチロン買ってはいるんですけど、月刊・季刊モノの文芸雑誌を買うようになってきました。
「買わなきゃ!」っていう感じじゃなくて「えー!これ載ってるの!読みたい読みたい!」だったり
帰宅ー。今日買った本。
— ルム@発達障害で小説書けるか生活 (@LMU_desu_Hyahha) August 11, 2019
文藝春秋と文藝別冊筒井康隆。
文藝春秋の目当ては芥川賞の選評だったけど、それよりも若竹千佐子氏の「宴のあと」が凄かった。
筒井康隆はずるいよー。衝動買い。
今月はもう終わり。マジで本買いすぎ。金ない。
今日はもう寝て明日は記事とブログ大会。飯食べる元気もなし。 pic.twitter.com/PmGsAFHSWp
文藝別冊筒井康隆ってなんだよそんなん買うよ。
みたいなものあったりで、「小説が読みたい!小説のことが知りたい!」っていうよりも「芥川賞の選評読みたいなぁ」とか「え?あの人の新作載ってるの?」とか、そんな軽いノリで買っている感じ。
でも「軽いノリ」とは言いつつ、一瞬でも「ほしい」と思った気持ちを逃すのは(特に月刊系の雑誌は)勿体なさすぎるので、あ!と思った瞬間にレジに持っていくようにしています。
買い漁っていたら「買うモノ」と「そうでないもの」が発生し始めた
そうすると最初は全然わけわかんなかった雑誌の傾向もちょっとずつわかってくるようで、大変失礼ですが「この部分だけ知りたいから立ち読みでいっか!」みたいなものも判断ができるようになってきました。
個人的には「ライトノベル系」のお話や「売れる小説を書くために」「キャラクターをどううまく作るか」「異世界の設定の決め方」とかはマジで興味がないので、そういうのがどっさり主体の雑誌はやっぱり買いません。
が!なんか知らないけどそういう雑誌なのに巻末に「保坂和志」氏のインタビューが収録されていたり、かと思いきやトップではインパルスの板倉氏のインタビューがあったり(インパルスの板倉氏が嫌いなわけではないけど「ソコそう混ぜる?」的驚き)
ので、そういうのは本当に申し訳ないですが「保坂和志」氏のインタビューを立ち読みして「これは買うべきだ!」と思ったら買う。
いやぁ!これはどうだ?!と悩んだら見送るようにして買う雑誌を見定めています。
「小説について」以外の内容がすごく面白い
そんでお目当のものを読み終えたものは、それで「ポイ」しちゃうのも勿体ないのでとりあえず読み進めることにしています。
そうすると「小説以外のこと」が非常に面白くてびっくり!
特に面白かったのは前回も書いたけど高橋源一郎氏の『小説トリッパー』での「たのしい知識」。
Amazon 小説 TRIPPER (トリッパー) 2019年 夏号
『ぼくらの天皇(憲法)なんだぜ』と銘打って語られる「日本国憲法」はマジで超絶読みやすいし、何より面白い。
騙されたと思って読むべし。
芥川賞の選評が目当で買った「文藝春秋」も、まだ読んでる途中ですが『おらおらでひとりいぐも』で第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子氏のコラム?の「宴のあと」が素晴らしかった。
自分の老いていく体と芥川賞を獲ってしまったが故の喪失感、そしてをそれらを受け入れて歩き出そうとする姿勢と言葉は電車で読んでたけど思わず泣きそうになってしまった。
こういった、小説とは一見離れたような、だけども重要っぽいことが学べるのは文芸雑誌のいいポイントだと思うので今後とも貪欲に買っていきたいと思います。
金マジでヤベェけど。
Youtubeで石田衣良氏の「小説スクール」を見てみた
ほい!そして本題ですが、web小説サイト「エブリスタ」が主催する石田衣良氏の「小説スクール」をついうっかりYoutubeで発見!
石田衣良ってだれ?って人は自分でググってほしいんだけど、サクッというと「池袋ウエストゲートパーク」の人です。
第129回直木賞も『4TEEN』っていう作品で受賞している「大衆小説」の人?ですかね。
そんな石田衣良氏が語ってくれたのは「小説の書き出しについて」!
こりゃ見るしかないだろう。
というわけで、レバレッジリーディングよろしくメモ取りながら視聴してみました。
小説の書き出しについて
石田衣良氏は冒頭で
書き出しはその本を売る
最後の一行は次の本を売る
という「アメリカの出版界の金言」を紹介してくれます。
「なるほどねー!」な感じで『この人すっごいロジカルな人なんだろうなぁ』と思ったら案の定、ものすごい論理的な人で話がすっごいわかりやすい。
読者はキャラクターとストーリーしか関心がないから、ダラダラと説明しないで動き出せ
というのも非常に納得。
冒頭で世界観や人物像を2ページ分も説明されたらもうウンザリだよね。
こういった冒頭での説明(石田氏の言葉を借りると『弁解』)してしまうのは書き手が不安を持っているからだとのこと。
その不安というのは2つあって
一つは「この小説は面白いのだろうか」という不安。
もう一つは「自分は書こうと思っている世界を知らないんじゃないか」という不安。
だと石田氏は言います。
そして1つ目の「この小説は面白いのだろうか」というのは消えることはないけど、「自分は書こうと思っている世界を知らないんじゃないか」という不安は消し去ることができると。
この辺は実際に動画を見た方がわかりやすいと思うので、気になった人は是非視聴してみてくださいませ。
「書きたいジャンルを1000冊読め」
そして石田氏は今の若い作家に足りないのはこれだ!と。
「書きたいジャンルを1000冊読め」と。
この時会場が一瞬「マジかよ」みたいな空気が出たんだけど、これそんな「マジかよ事案」じゃないよね?
だって読めばいいんでしょ?
もちろんただ読むだけ(速読的にバーッ!てやつ)じゃ意味ないの前提だけど、好きだったら読んじゃわない?
もちろん時間も費用も結構えげつなくなるけど、別に「今月中に読め!」っていうわけでもないし「書くのに時間取られて最近読む時間ないんだよね」とか抜かし始めなければ全然問題ない数字だと思うんだけどなぁ。
と、現在漠然とポジティブに感じちゃっているので、次回「書きたいジャンルを1000冊読むにはどうするか編」として「小説生活」を始めてから実際に何冊読んだのかを計算してみたいと思いマッスル。
多分ビビるんだろうなぁ。
悪い意味で。
小説が書きたくなったから書き始めてみる まとめ
はい!というわけで今回は月刊誌やwebの小説教室に触れてみました。
石田衣良氏の「小説スクール」は結構ボリュームがあるので、まだ第2回までしか観ていませんがこのまま全部見てみることにします。
なんかwebの小説教室はKADOKAWAとかでやってるっぽいので(カクヨム流れ?)ちょっといろいろ漁ってみようかな。
ただ、自分的にはエンタメ的な小説が今書きたいわけでもないので「小説ってそういう風に作るんだぁ」的にワクワクして見るくらいに止めておこうと思いマッスル。
あんまり「それはそれ!これはこれ!」ってなっちゃうと動けなくなっちゃうしね。
というわけで、次回は「書きたいジャンルを1000冊読むまでの道のり編」を書きたいと思いますので、そちらでお会いしましょう!
それでは!また!