カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

【ADHDでも小説が書けるのか】16~18日目。ついに小説の書き方をお勉強するぞ。

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なんかこの猫可愛かったから今日は猫にしました。

念願の本が届きましたぜ!

ここまで全くの独学でやってきたゼロから始める発達ハゲの小説生活。

物語の組み方とかテクニック的な事も何も知らないまま勝手気ままにやっていたので、ついにいろいろ一歩踏み出せる気がしてテンションも上がりまくり!

 

さぁイヨイヨお勉強の始まりでヤンス。

過去の記事はこちらにまとめてあるのでよかったらどうぞ!

本が届いたのひたすら読んだ。

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やっとですよ。やっと小説の勉強ができる!

今まではネットで「へ〜!伸ばし棒とダッシュって違うの!?」とかやってた私ですが、これでやっと小説に対して一歩踏み込めちゃいますよ!

とりあえず買った本はこの三冊。

Amazon 「物語」のつくり方入門 7つのレッスン

Amazon 1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

Amazon 書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

はい、そんでこの日のうちにコレ読んだんだけど

 

これはほぼほぼ参考になりませんでしたな!

唯一、序盤の「プロットの起爆剤を作ろう 」というコーナーで

「自分の好きな映画・漫画・小説・アニメを50〜100個あげて

  • 一言あらすじ
  • いつ・どこで・だれと・なにを・どのように
  • その作品の好きなところ

をあげてみてください!」

っていうのは参考になりましたけどね。

プロットの起爆剤にはならなそうだけど、自分が好きだった作品の共通項が一覧で見れたのはよかった。

好きなところの共通項は薄々は分かっていたけど、場所や時代なんかも共通してるのがあると「へー!」ってなっていい。参考になる。

 

でも、これ50個書くと確実に4時間以上かかるからね。

 

あとは読み進めても「それを考えてない or やってない人ってそもそも物語つくらないんじゃ……」っていうことばかりなので、個人的には参考にならず。

私には合わない失敗買い物でした。

16日目。1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド 

Amazon 1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

そして気分を変えてこの「1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド 」を読んでみたところ

こいつぁいいですよ!

基本的な「テーマや題材」の話ももちろん、文体、飾り、推敲・リライトのやり方など、マジでマジで小説の書き方を知らない人には超嬉しい内容が盛りだくさん。

特に例文の作文を添削する「赤ペン先生コーナー」は、一瞬マジで見づらいけど超絶参考になる。

アマゾンのレビューで 「なぜそこを添削するの?って疑問が湧く」っていうの多いけど、確かに一瞬「なんで??」って思うもののその添削部分だけじゃなくて前の段落から流して読めば納得する添削具合。

 

あとは「二日目」の終わりに「設問」が用意されているんですが

  • 「百万円煎餅」三島由紀夫(収録『花ざかりの森・憂国』)
  • 「生贄男は必要か」大江健三郎(収録『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』)
  • 「PART 4」村上龍(収録『走れ!タカハシ』)

を読んでから答えなくちゃいけなので、持ってない人はこの本を買うときに一緒に買っておいたほうがいいです。

私は読んでる途中で急いで本屋までかっ飛ばしました。

 

まとめると、この本は「小説を書くための具体的なテクニックと心構え」をしっかりと教えてくれる良本なので、比較的いろんな人にお勧めできると思います。

著者の奈良裕明氏も「すばる文学賞」を受賞している小説家の方なので、どっかの講師が書いたマニュアル本よりはグッとくる事がたくさんで読み物としてもすごく面白い。

17日目。書きあぐねている人のための小説入門

Amazon 書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

そして、最後のこちらの本なんですが

この本がイッチバンすごかった。

 

「書きあぐねている人のための小説入門」じゃ無いですねこれは。

 「小説道場、入門の心得」ですね。

 

  • 小説を書くのにテクニックなんかどれを使ったって変わらない。
  • 「次のためにネタを残しておこう」ってそれも今書いてるのに入れられるでしょ。
  • 「テクニック不足で書けない!」じゃなくて、本当に書きたいのが何なのかきちんと考えるのを「怠けてる」だけですよ。
  • 最初から「こういう風にオチになって!」って考えて決めた物語をなぞるのは「小説」じゃない。
  • 「小説」は書き始めたらどこに行くかわからない、野良犬みたいなもんだ。

 

こんなお話が続々続きます。

申し訳なさ程度に「一生に一度だけ使えるオチ」とかも教えてくれますが、ぶっちゃけこの本は表現論に関しての本みたいになっちゃってるので、「小説ってどう書くの!?」な人が読むとマジで危険度大ですな。

 

ので、小説の具体的な技法や注意点はないのですが、「小説を書くってことはよう」という表現者としてのあり方はものすごく勉強になります。

 

実際、小説以外のジャンルの著名人からのほうがこの本をお勧めしているほど、こと自分がなにか「表現したい事があって小説を書く」人にはぜひ読んでほしい一冊。

 

ミステリやエンタメ系の小説もそうですが、可愛いキャラがとにかく書きたかったり、異世界転生でスローライフしたり、チート主人公が俺TUEEEしたい人にはマジでなんっっの参考にもならないので、くれぐれもご注意を。

 

ただ作者の保坂和志氏は芥川賞も受賞しており、読み物としても非常に面白い一冊だったので一つの小説を読み終えたかのような満足感がある、読み応え抜群な個人的にが何度も読み返す系のお気に入りになりました。

3冊読んで小説を学び結論として思った事

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やっと念願のお勉強ができたわけですが、3冊読んでみて思った事は

思いの外、書き方の姿勢自体は間違っていなかったっていうのと、結局小説もアートの一部で他のアートと同じようなジャンル・派閥・弊害で自分がどこに舵を切るかだけなんだなぁと。

中田ヤスタカが好きなのか東野圭吾が好きなのかAKBが好きなのかラノベが好きなのか、パンクが好きなのかピカソが好きなのか哲学が好きなのか、なんかそん感じなんだなぁーって感じでめちゃくちゃ気分は軽くなりました。

私自身はエンタメもミステリもおそらく文芸?も好きなので、こだわらずに好きなものをもっと読んで表現したい事をぶれずに書けたらいいな!

くらいの感覚で今後とも書いていこうと思いますので、みなさまこのブログと共によろしくお願いいたしマッチョ。

35歳の成長ぐあいに夢見てくれよな!

18日目。egword universal 2を買ってみた。 

そしてついに、小説を書く用にソフトを買ってしまいました。

7800円でした。

www.monokakido.jp

いつも勉強系の本を買ったときにはレバレッジリーディングで複写するんですが、試しに使ってみると

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超楽しいんですけどぉー。

 

買った理由は本当にシンプルで

  • 何かの新人賞に応募しようと思ったときに、応募原稿を禁則とか守って手軽に作れる
  • 自分が小説書いているときに200×200の原稿用紙で書いて枚数感覚を知りたい

この二つです。

 

これを考えて「何か無料でもいい方法ないかなぁー」とウダウダ考えてたら2時間くらい時間無駄にしたので、だったらもう買ってしまえと。 

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ちなみに原稿用紙モードはこんな感じ。

超おもしろそー!

この日はこの楽しさにノリノリになって、ひたすら「書きあぐねている人のための小説入門」と「1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド 」のレバレッジ複写をやって終わりで候。

小説が書きたくなったから書き始めてみる まとめ

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 というわけで、やっと三日間かけた勉強が終わったわけですが、100%「書きあぐねている人のための小説入門」の影響で次に書こうと思っている小説が結構長くなりそうな予感なんですよね。

ちなみに私は小説は軽くプロットも作りますし、オチも決めて行く方向で書こうと思っています。

が、その途中で全然思っても無い方向に話がいっちゃうのは3つ作って嫌って言うほど実感してるので、書いててズレたら無理に戻そうとはしないでズレた先で着地点を探すくらいの軽い気持ちでいきます。

書きたいものだけはぶれないようにして。

というわけで、明日から本格的に書き始めるで候。

それでは!また!

1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編