4コマ漫画なのに4コマ漫画じゃない!「川柳少女」がズルくて笑えるし泣けるしなんだよこれ!
こんにちわ!ルムです。
私、基本的に4コマ漫画って読まないんですけどこのマンガだけは読んでしまいました。
5・7・5で会話するJKとヤンキーのラブコメ4コマ「川柳少女」 のご紹介です!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「川柳少女」あらすじ
Amazon 川柳少女(1) (週刊少年マガジンコミックス)
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。
五七五のたった17音で紡がれる二人の日常は、いつだって幸せいっぱい!
引用 : Amazon
「川柳少女」のいきなり捨てる4コマのずるさ
Amazon 川柳少女(7) (週刊少年マガジンコミックス)
ストーリーは「強面で根は優しい鈍感ヤンキー」と「短冊に575で川柳を書くことでしかコミュニケーションを取れない女の子」の王道ラブコメで、基本的にイチャコラしてるんですがこれが飽きないんです。
4コマながらストーリーが少しづつ進行していくので、徐々に近づいていく二人の気持ちも見ていて微笑ましいのですが、いきなり飛び出すよくわかんないレベルの画力の一枚絵の破壊力がちょっとすごくてビビる。
いいよね。うんすごくいい。
そんでね。「川柳少女」の何がずるいってさ。ストーリーが進んでってちょっとシリアス路線に行き始めるとさ。
4コマやめちゃうんだよね。
この緩急はやばい。正直、冷静に考えるとそこまで涙腺もってかれる話じゃないんだけど、この突然の4コマ放棄には結構持ってかれる。
特に7巻のクリスマス回はすごくいい。
「そういえばヒロインの子の575設定もなし崩し的にユルくなってきたなー」って思い出した矢先に、マジで不意にぶっこんでくるヤンキー・エイちゃんの「川柳返し」は気づいた瞬間に涙が出るかと思ってびっくりした。
こういうテクニカルポイントをちょいちょい溜め込んでくるのがニクいよなぁ。ズルい。
「川柳少女」はリズムがメチャンコ良過ぎる
Amazon 川柳少女(5) (週刊少年マガジンコミックス)
「川柳少女」は不意にぶっ込むストーリーもそうだけど、とにかくリズムとテンポが素晴らしくて、ストーリー、ツッコミの交代、4コマから普通のコマ割りへのバトンタッチ、ギャグの大打ち小打ちがマジでテンポ良すぎでホイホイ読んじゃうんですよ。
ストーリーが進むにつれ増えていくキャラクターも個性が強い上、代わる代わるにツッコミ役を交代するのでギャグの落とし所も予測できなかったり、とにかくそのギャグのヒットとホームランのタイミングが本当にちょうどいい!
個人的には内容が全くわからない「タイトルが地味に重いショートコント」が超好き。
どんなコントだよ「解夏」って。
ストーリー回しもメインストーリーのイチャコラにちょっと飽きてきたタイミングで、サブキャラの部長の恋愛ルートの話が入ったり、それぞれの家族回があったりしてストーリー的にも非常に飽きずに笑えるのも最高。
4コマは基本的に読まない私ですが、このちょっと一筋縄でいかない感満載の「川柳少女」だけはちょっと相当回読み返す頃になりそうです。
みなさまもできれば「強面で根は優しい鈍感ヤンキー」と「短冊に575で川柳を書くことでしかコミュニケーションを取れない女の子」の王道ラブコメという偏見を一度なくして読んでみてくださいませ。
「川柳少女」まとめ
Amazon 川柳少女(6) (週刊少年マガジンコミックス)
はい、それでは今回の「川柳少女」をまとめますと
- とにかくリズムとテンポの良さは格別
- 4コマでは意味不明なほどの画力がいきなりパンチ効いてくる
- シリアス展開の4コマ放棄は心掴まれまっせ
こんな感じでございますかね。
それにしても、4コマでここまで読んだのいつぶりだろ。「コボちゃん」とか「サザエさん」とかそれぐらいぶりだよなぁきっと。面白い4コマあったら是非是非教えてください。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!