動物になる"変身病"の生き様が儚くも美しい「パンダ探偵社」のドラマ化を誰かしてくれませんか?
こんにちわ!ルムです。
今回ご紹介するのは、あまりにも周りの評判が良すぎて気になってしまい買ったらとんでもなかったこちらのご紹介!
体が徐々に動物になってしまう一人々の葛藤と生き方の物語。
「パンダ探偵社」でございます!
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「パンダ探偵社」あらすじ
Amazon パンダ探偵社 (1) 電子特装版【カラーイラスト収録】 (トーチコミックス)
現代の“変身物語”開幕――!!
身体が徐々に動植物に変化していきやがて人格が失われる不治の病“変身病”。
パンダ化進行中の半田と学生時代の先輩・竹林は変身病に関わる案件専門の探偵業を営む。
そんな彼らに舞い込む5つの依頼、その結末は…!?
ヒトでなくなっていく変身病者たちの覚悟と選択、そして残された者に宿る勇気と希望の物語。引用 : Amazon
体が徐々に動物になり、やがて自我もなくなる「パンダ探偵社」
実は「パンダ探偵社」はカバーの絵からは想像もつかない程、結構テーマはシリアスでして。
変身病という病が存在する日本が舞台で、この病は体が徐々に動物になっていくというもので、そのうえ上最終的には人格すら失って完全にただ動物になってしまうという不治の病。
しかも、この病気でなる動物は十人十色で、鳥類になってしまうものもいれば爬虫類、はたまたイルカまで様々。
そして、健康に気づかい懸命に生きて生きた主人公・半田も、その甲斐なく「変身病」にかかってしまい、そんな彼が変身するのはなんと「ジャイアントパンダ」。
この変身を機に、彼は仕事をクビになり高校の先輩だった竹林と共に探偵業を始めることになります。
「パンダ探偵社」の命を燃やす生き方が、胸に苦しくも美しい
「パンダ探偵社」は基本的に1話完結型で、それぞれ変身病にかかってしまった人たちに様々なアプローチで、パンダ探偵社の二人が関わって問題を解決させていくのですが、それぞれの変身病やそれに関わる人たちの生き方が儚なくも美しくて素晴らしい。
変身病にかかってしまった人たちの結末はひとつで、最後は完全に人格を失って動物になってしまうこと。それは死にとても近いようで、死よりも救いがあるような、死よりも辛いような、とにかく人としての死であることは確かで。
完全に動物になってしまった道連れをそれでも愛し続けるもの、動物の本能に飲まれたまま野生で生きるもの、変身を受け入れ、それでも命を燃やして全力で生きるもの。
それぞれがそれぞれの残された時間で、彼らなにり変身病と向き合い生きていく姿は、決して褒められた行動じゃないことを起こす者もいるけど、それでも全員が儚く美しい。
個人的には第5話の「ピアノ少女」の回が素晴らしすぎた。
マジで「命を燃やして生きる」って言うのはこういう事かと震えちゃうから是非読んでほしい。
あまりにも周りの評判が良くて、個人的にハズレがない朝日ここのか氏のオススメもはいったので読んでみたけど、これはマジで素晴らしい作品でした。これは必読ですな。
「パンダ探偵社」まとめ
はい、今回の「パンダ探偵社」をまとめますと
- ポップな表紙に反してテーマは結構シリアス
- 徐々に動物なる変身病はガンとかより厄介な気がする。
- 変身病に関わった人たちの命を燃やして生きる生き様がアツい
こんな感じでございますかね。
ドラマ化希望の声も多い「パンダ探偵社」ですが、確かにドラマ化したらメチャクチャヒットすると思うけど、動物の描写が安いCGとか半田のパンダ姿が福田雄一的になったら興ざめしちゃうからなー。うーむ。映像で是非見たいけど。
未読の方は是非読んでみてください。マジでオススメ。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!