【忘れ物が治る?】10秒マインドフルネス6週目。マインドフルネス批判をまとめてみた【ADHD】
おこんにちわ、ルムっす。
ちょっと今週は問題発生なんですよ。
この実験生活、続けても意味ない説が急浮上してまいりましたよ。
「本の言う通りにしたら」シリーズ『ADHDの忘れ物は治るのか!』
【1日10秒マインドフルネス生活】6週間目のご報告でございます。
- 【10秒マインドフルネス6週間目】『食べる』
- 【10秒マインドフルネス6週間目】感じた変化
- 調べてみると意外に出てくるマインドフルネス批判!
- 【忘れ物が治る?】10秒マインドフルネス6週目。マインドフルネス批判をまとめてみた【ADHD】まとめ
【10秒マインドフルネス6週間目】『食べる』
その前に!
恒例の6週間目に取り組む10秒マインドフルネスは『食べる』でございます。
- はじめの宣言
- 感じる
- おわりの宣言
の『感じる』の部分でご飯を食べればいいみたいで、注意点は
- 最初の一口を入れたらいったん箸を置く
- 噛んでいる途中で意図的に舌の上に食べ物を持っていく
この2つを注意して
「何気なく食べていたご飯の味が鮮明に感じられる」ことが大事だそうです。
※基本的な『10マインドフルネスのやり方』についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、興味のある人はどうぞ。
【10秒マインドフルネス6週間目】感じた変化
ムリ!「食べる」は継続できませんでした。
いやー、これは無理だったわぁ。
最初の2日はなんとかできましたけど、3日目以降は食事の時にはすっかり忘れちゃってるんですよね。
なので残りの5日間は寝る前に「腹式呼吸」のマインドフルネスで過ごしていました。
確かに「食べる」のマインドフルネスをやると、食べ物の味も鮮明に感じられるし非常にスッキリするのですが、ちょっと私は習慣にできませんでした。
思い出したときにやってみるくらいの方がいいかもよこれは。
さてさて、今週の私が気づいた変化なんですが
正直私自身に感じる変化はなにもありませんでした。
ですがですが、一昨日初めて知ったのですが
どうやら「マインドフルネス」には批判的な意見が結構あるようで
マインドフルネスも今では色々に批判されているが、最も根本的な問題は、判断せずにありのままに(客観的に)見るなどといいながらも、その見る主体の側も見られる側の情動・気分に自ずと染まってしまうことだ。慣れれば慣れるほどそうなる。しかも重大な場合には必ずそうなる。つまり、役に立たない!
— 永井均 (@hitoshinagai1) November 3, 2019
私のボンコツな頭ではこのツイートの言ってる意味が20%も理解できてないのですが
とにかく気になるのが「マインドフルネスも今では色々に批判されているが」の部分。
え?ってか
そんなに色々に批判されてんの?
調べてみると意外に出てくるマインドフルネス批判!
正直、私はそこまでマインドフルネスにどっぷり浸かりたい人間ではないので書籍を買うまでは調べませんでしたが、ネットで調べて出てきた論文などなどを読んだ結果。
批判的な意見の内容をまとめると、大体こんな感じ。
- 金儲け&イデオロギーとして悪用されている
- 社会的な視点を切り捨ててしまっている
- 成功のためにはダークな感情が必要説
- 科学的根拠が著しく乏しい
というわけで、ひとつひとつの簡単な説明と私の考えでもつらつらと書いていきたいと思います。
【批判1】金儲け&イデオロギーとして悪用されている
めちゃくちゃ要約すると
仏教の瞑想の枠から外れて、マインドフルネスグッズ(マインドフルネスカーテンとかチャイムとか売ってるらしい!)や教材、悪徳マインドフルネス教室、果ては意識の高いビジネスマンや健康意識の高い女性というイメージを植え付けて悪用してる!
ってことみたいっす。
いやぁ、でもこれ。
結構なんでもそうじゃない?
健康食品でも筋トレでも、なんでも結構こうなっちゃうしなぁ。
いろいろ本読んだり勉強したりして自分にマッチするものを探すしかないのは、どのジャンルでも一緒だと思うんだけどなぁ。
元が仏教の禅だっていうのが余計にマインドフルネスをツールとして利用されるのを毛嫌いしてるだけにしか感じないんだけど、どうなのかね。
この批判に関しては
わかりました!気をつけてマインドフルネスします!
って感じっすな。
ほい、お次。
【批判2】社会的な視点を切り捨ててしまっている
自分自身の気づきに注目して
「幸せに境遇は関係ない!自分自身がなにを選ぶかだよね!」ってなるってことは
世界中で起きてる飢餓とかの不平等を認めるってことだよね?
それって貧困問題とか格差問題に取り組むのをやめて認めるってこと?
っていう、なかなか豪腕なこちらの批判。
言ってることわかるけどさー!
なんかスッゲェ話してんな!
こちらの記事がわかりやすく説明してくれているんだけど
もうこれほとんど哲学のお話になってきちゃうからなぁ。
記事内の引用の引用になっちゃうからソースが不明なんだけど
私のミッションは、マインドフルネスを社会正義と結びつけることによって、人々の解放、 個人や個人間の癒やし、社会活動、包摂的コミュニティの形成を促進していくことにある。
マインドフルネスによって、私たちは他者とのつながりや、政治的・社会的存在として自分たちがいかに政治的・社会的歴史によって作られているかを、いっそう意識できるようになる。
こうした理解があれば、思いやりのある活動に従事する動機が生まれる。
私はマインドフルネスって最初からこの理念だと思ってたんだけど、この書き方をされるってことは「流派」みたいのが分かれてて、各々で理念が違ったりするのかね。
瞑想にあまりにものめり込んでしまうと、全てを自分のメンタルの問題に引きつけてしまい、周囲が見えなくなるおそれがあります。
自分を取り巻く家族や、会社や学校などのコミュニティ。また住んでいる地域や国家。
自分を社会的存在としてみるとき、周囲にはさまざまな問題があることがわかります。
マインドフルネスを実践するからこそ、自己のみならず、周囲にも目を向けよう。
他者への共感を育み、社会的な責任を感じよう。そして、行動に移そう。
この部分の
「瞑想にあまりにものめり込んでしまうと、全てを自分のメンタルの問題に引きつけてしまい、周囲が見えなくなるおそれがあります」
っていうのは確かに気をつけなきゃいけない問題っぽいけど、「社会的存在」っていうのは自分がどの立場で見るかでまた変わっちゃうしなぁ。
さっきのこのツイートもそうだけど
マインドフルネスも今では色々に批判されているが、最も根本的な問題は、判断せずにありのままに(客観的に)見るなどといいながらも、その見る主体の側も見られる側の情動・気分に自ずと染まってしまうことだ。慣れれば慣れるほどそうなる。しかも重大な場合には必ずそうなる。つまり、役に立たない!
— 永井均 (@hitoshinagai1) November 3, 2019
あれかね、哲学的な面での批判が結構多い感じなのかね。
ちょっとこれはちゃんと勉強しないと分かんなそうだし
私、海馬デカくしたいだけだから今のところは気にしないでいっか。
【批判3】成功のためにはダークな感情が必要説
マインドフルネスしたってダークな感情は出てくるでしょうよ!
え?消えるの?
そんなスーパーポジティブちゃんになっちゃうもんなの?
詳しくはこちらの記事に書いてあるんだけど
私もこの実験生活で「ネガティブが減ってきた」って言っていますが
不安や怒りがなくなるわけではなくて「あ、なんかイラッときたっぽいけどなんで?」って考えるようになっただけだし
マインドフルネスって完全ポジティブマンになるものじゃないと思うんだけどな。
ちゃんとこの本読んでないからわかんないけど
このイチローの例えも
引退会見の中で、1994年に日本でシーズン210本のヒットを打った後の変化について「急激に番付をあげられてしまって、それはしんどかった」と話している。
イチロー選手の偉大な記録が苦しさ、しんどさの中で生まれたならば、ネガティブ感情が生み出すものの大きさも実感できるだろう。
イチローも
しんどいよぉおおお!!うぁああああ!
のおかげで偉大な記録が出たわけじゃないと思うんだけど。
「成功のためにはダークな感情が必要」は納得できるけど、なんかズレてないこの批判?
マインドフルネス関係なくない?
私の読解不足かな。
【批判4】科学的根拠が著しく乏しい
これが一番ワケわかんない状態になってる批判です。
この実験生活的にも続けるかどうするか、悩んじゃうやつです。
前に「瞑想って脳科学的にこんなことが起きるんだって!」って記事にしたけど
2017年10月10日にPerspectives on Psychological Scienceで発表された研究で
- プラシーボ効果を考慮した分析では、マインドフルネスの実践がもたらす効果は「印象的ではない」結果に終わった
って発表されたらしいんですよ。
あららー!
それじゃあ私の調べて出てきた海馬の肥大化はなんだったの?!と思ったら
「マインドフルネスのような」アプローチを用いた研究結果は多く存在するものの、マインドフルネスの方法自体が標準化されておらず、別々の研究を比較するのが難しいという問題が存在します。
えぇ。
えぇ。
「しかし、今日までに私たちが見てきたものを考えると、マインドフルネスの訓練が不安やうつ、ストレスに関連した症状に役立つという証拠は蓄積していくのではないかと思います」
えええぇ。
どっちやねーん。
いろいろ読み進めて調べてみた結果
マインドフルネスは鬱とかにも色々効果はあると思うけど、どういう仕組みで効果があるかわかってないから
今溢れているアプリとかグッズとかの大半は効果ないと思います!
ってことみたいです。
まぁ、あれか。
フラシーボでも海馬がデカくなるならいいか。
ちなみに、マインドフルネスが科学的に効果がありますよって本が2016年に出てるんだけどさ。
もうこれわっかんねぇな!
【忘れ物が治る?】10秒マインドフルネス6週目。マインドフルネス批判をまとめてみた【ADHD】まとめ
はい!というわけで、マインドフルネスが海馬の増加に効果あるのか全然わからなくなってしまった【10秒マインドフルネス生活】6週目でございます。
さらには、今やってる10秒マインドフルネスが「マインドフルネスとして効果があるのか」すら不明になるという非常事態。
いやぁ、これ困ったなぁ。
とりあえず今はまだ時間取れないけど、そのうちこの本も買って読んでみます。
それにしても脳科学といい「しっかり解明されている」と思っているものが、実はまったく解明されていないということを最近知って驚きまくっております。
今さ、この本読んでんだけど
完全に脳みそが今まで教わってたことと全然違うことが判明してて、びっくりしまくりですよ。
やっぱり脳みそや意識に関しては永遠に解明できないのかなぁ。
まぁ、それでも1日10秒は続けていますかね。
それではぁ!またー!
次回の【10秒マインドフルネス生活】はこちら!