【泣くぞ】七尾ナナキのデビュー作「Helck」のギャグに騙されるな!
こんにちわ!ルムです。
いやぁ、騙されました騙されました。
ギャグに騙され持っていかれました。
ギャグで惑わしていつの間にかにでっかい伏線を回収する、今日はこちらのマンガのご紹介。
七尾ナナキ氏、渾身のデビュー作「Helck」でございます。
ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
「Helck」あらすじ
勇者が魔界を救う? ヘルクの大冒険活劇!
魔界のとある国。
1人の勇者の手によって、魔王が倒された。「もう魔王におびえることはない」と
人間達が笑みで溢れかえっていたころ、
魔界では、
新魔王の座をかけて熱きバトルが繰り広げられようとしていた!!
そこに現れたのはまさかの…!?
ニコニコ静画で人気を博した期待の新鋭が、ついにデビュー!!!引用 : Amazon
「Helck」のギャグのテンポの良さは尻上り!
ストーリーとしては
「魔界の新魔王決定戦に人間の勇者が参加してるんですけど!」
というギャグ路線で進んでいきます。というのも、この勇者ヘルクがはっきり言って「ワンパンマン」なんですよ。
基本的に本気を出せば敵は一撃、傷を負っても「超回復!」で傷は治る。
ただ、顔は地獄のミサワです。
このヘルクが優勝して魔王にならないように様々なトラップで魔界の連中は邪魔をするのですが、ワンパンマンのヘルクは次々に突破。その突破技もギャグで爆笑できるのですが、スゴイのはギャグが巻が進むたびに尻上がりにパワーアップしていくところ。
もう大爆笑はそこまでないものの、様々な個性あるキャラクターと共に小気味良いハイクオリティなギャグをあらゆるところにちりばめて、どんどんこちらのページを読む手の速度を上げていきます。
そして実はその裏で、まるで気づかれないようしてるかのように徐々に徐々に本当のストーリーがいつの間にかに広がっているんです。このスイッチがうまいんだよなぁ。
ギャグで隠された「Helck」の想い
これは最終巻の表紙なのですが、ヘルクがもうカッコよくなっちゃってます。
そうなんですよ。
ヘルクめちゃくちゃかっこいんですよ。
この一巻の初登場時のセリフがマジでキー。
最終巻まで読んだ後、二週目でこのコマ見たら泣いちゃうよマジで。
できるだけ前情報なしで読んで欲しいのでここであまり多くのことは書きませんが、4巻くらいからストーリーがギャグを追いこし始めて、あらゆるキャラクターが一斉に動き始めます。
ラストの大団円は近年なかなかみない素晴らしいものになっており、12巻とそこそこのボリュームがありますが、魔界、人間、勇者の互いを巡るこの物語はすべてのマンガファンにオススメです。
いやぁしかし、これが七尾ナナキ氏のデビュー作ということですが、この伏線の張り方とか個性ある魅力的なキャラクターの数々はデビュー作ということを全く感じさせることがなかったので、次回作への期待が益々盛り上がるばかりです。
「Helck」のギャグに騙されるな! まとめ
今回の「Helck」のギャグに騙されるな! をまとめると
- 小気味よく入れてくるギャグのクオリティがいちいち高い
- ヘルクの「人間滅ぼそう」に涙が!あぁ!
- 最近の中では久しぶりに2周読みたいマンガ
と、こんな感じでございます。
物語前半のギャグパートからは想像できない後半の王道パートにはびっくりしたなぁ。あそこまでの王道でおもしろいのもも久しぶりだったなぁ。
作者の七尾ナナキ氏はどうやらニコニコ静止画出身らしく、こちらの作品も人気があるようなので興味がある人はこちらもチェックしてみください。私も後で見てみます!
それでは!また!