本を買っても読めない、続かない!ルムえもんの「ゴミにならない本の選び方」の巻【発達障害でも大丈夫】
本を読みたいんだけどなんか続かない
自分の変えたい部分があるのに読書ができない
買ってみても積読になって溜まってしまう
そんな経験ありませんか?
アタシ、めっちゃある。
でもね、それはあなたが悪いわけじゃないの。
あなたにマッチする本に出会ってないだけなのよ。
今回はそんな「本を買っても読めない」あなたの問題を
このルムえもんが解消してあげようじゃないの。
さぁ、話してごらんよ。
なんでその本が読みたいんだね。
【脱・積ん読宣言】あなたが本を読みたい理由は?
なんかDaiGoが表紙の本読んでるオレかっけー。
な人はまぁ、そのまま一生読んでれば良いんですけど
それ以外の健全な人は何かしら「本を読みたい理由」があって本を読みますよね。
- コミュニケーション能力を上げたい!
- 弱気な自分を変えたい!
- 発達障害の生きずらさを解消したい!
- 隣のクラスのあの人と付き合いたいから黒魔術でセイタンを召喚して魔の契りを交わしたい!
などなど、最後のやつくらい具体的な理由ならもう言うことなしなんですけど
だいたいは他の3つくらいのボヤッとした大きな理由だと思います。
じゃあ今回は「どうやったら自分にマッチした本に出会えるのか」を
ルムえもんとぱちょ太くんの
2人にお話ししていただきたいと思います。
①読みたい理由を具体的なケースで分割してみよう
肉体労働系ブラック会社で部署リーダーにまで昇進してしまったぱちょ太くん。
そんなぱちょ太くんは、最近になって部下とのコミュニケーションに問題を感じ
今にもAmazonで「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルーカウンセリング、ティーチング、コーチング、報連相の活かし方」という本をポチる寸前です。
おいおいぱちょ太くん。
相変わらずゴミ箱行きになりそうな本をポチろうとしているね。
そうなんだよルムえもん。またゴミを買いそうなんだ。
自分で分かってるだけに更にタチが悪いね。一体今回は何があったんだい?
最近、職場で昇進したんだけど
部下とのコミュニケーションが上手くできてない気がするんだ。
フンフン、それでどうしたの?
いや、それでこの本を買おうと思って。
相変わらずキミはゴミを増やすのが好きだね。
そんなこと言ったってどうしたらいいのさ?
そんな時は
「どういう場面」でその問題を感じたか、分割してみたら良いのさ。
★ポイント★
- すぐにポチッてゴミを増やしちゃダメ
②分割したそれぞれのケースの原因を考えよう
まず「コミュニケーションに問題がある」っていうのは
具体的にはどういうことなんだい?
えっとね、最近部下に感謝の気持ちがちゃんと言えてないんだよね。
それは人間のクズだね、早く直さないとじゃないか。
そうなんだよ。
だから「コミュニケーション術」の本をポチろうとしたのに君が止めたんじゃないか。
まぁお待ちよクズ。さっき言ったように
「どういう場面」でその“感謝を言えない問題”を感じたか
具体なケースは思い出せるかい?
うーんと、2つのケースがあったよ!
- 上司に呼ばれて自分の持ち場を離れたときに残業中の部下が帰宅していた
- ちょっとムカつく部下に対してなんか感謝が言えない
この2つのときに強く思ったんだよね!
よし、具体例としては最高だね!早速一緒に考えてみよう!
★ポイント★
- 「どんな場面」で問題を感じたのか具体的なケースを複数挙げてみよう
③果たして原因解決に本は必要?
それじゃあ1の「自分が持ち場を離れたときに部下が帰宅した」ときのケースだけど、この時ぱちょ太くんはどう思ったんだい?
ええと、ボクが上司に呼ばれて持ち場を離れている間に
残業で頑張ってた部下が仕事を終えて帰っちゃってて
「あー!また感謝が言えなかった!いつもボクはそうだ!」って思っちゃったんだ。
じゃあ、どうしたらこのケースの「感謝が言えなかった問題」は解消できると思う?
えーと、翌日の朝イチで部下にお礼を言う?
他には何かある?
うーん、メモを持ち場に残してボクを探してもらうとか?
残業が終わった後に上司を探すなんて最悪を通り越して災厄だね。
そ、そうだよね。じゃあやっぱり翌日の朝イチに言うかな。
朝イチにお礼を言うじゃこの問題は解決しないの?
いや、それで良い気がする。
……。
……。
……じゃあ2つめのケースを考えてみようか。
★ポイント★
- 実は具体的なケースを挙げて考えると全然大した問題じゃない場合が多々ある
④原因が解決できない時こそ本の出番!
2の「ちょっとムカつく部下に対してなんか感謝言えない」はどういうことだい?
コレはね!むっかつくんだアイツ!いつも人のこと見下しやがってあの野郎!タダじゃおかねぇぞちくしょう!この○○野郎の○○○○め!
落ち着いてよぱちょ太くん。人権派が聞いたら卒倒しちゃうよ。
ゴメンよルムえもん。ついつい盛り上がっちゃった。
本よりも根深い問題が君にはありそうだけど
それだけムカつく相手にもお礼を言わなきゃいけない場面があるんだね。
そうなんだよ。やっぱりムカつく部下でも良い仕事をしてくれたら感謝を伝えた方がいいと思うんだけど、どうしても上手にできなくて。
何で上手に言えないんだい?
そりゃあんな○○○野郎の○○○○に○○なんか○○○○○できるわけないじゃないか!
もう何言ってるか全然分かんないけど
要するにムカつく奴に感謝を伝えるのが自分自身で納得いかないんだね。
そうなんだよ!
うるっせーなぁ。じゃあ
事実・事柄としてはお礼を言った方がいいと思っても
何で気持ちで納得できないんだい?
なんか負けた気がするじゃないか!
何に負けた気がするんだい?
いや、え、男として?
男として?
ほ、ほらボクの方が役職も上だっていうのはあるけどさ。
ボク、何か弱っちいしチビだしデブだしハゲてるからさ。
数え役満だね。
なんか、負けた気がするじゃないか。
もう、ぱちょ太くんは相変わらずチビで自己肯定感の低いハゲデブだなぁ。
ううぅ。
じゃあその「負けた気がする」を解決するにはどうしたらいいと思うんだい?
うーん、自己肯定感を上げる?
自己肯定感はどうやったら上がるのかな?
えー!そんなのわかったらとっくに社長になってるよー!
なってねぇと思うけど、解決策が分かんないときこそ本の出番なんじゃないの?
そうかぁー!
コミュニケーションの本なんか買ってる場合じゃなかったんだね!
あ、「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」だってー!
コレポチろー!
その本はすごく良い本だけど、キミは全然わかってなさそうだからまた繰り返しそうだね。
★ポイント★
- 原因を深堀りしていくと根っこは別の原因が隠れている
本を買っても読めない、続かない!「ゴミにならない本の選び方」の巻【発達障害でも大丈夫】まとめ
どうですたか?
ルムえもんとぱちょ太くんのやりとりで私の伝えたいことが届いたなら嬉しいのですが
とにかく1番言いたいことは
- 漠然と問題を感じて本を買っても
- その本読み終えることもできないし
- 書いてあることを試してみても続かないよ!
ということなんですよね。
というのも、ぱちょ太くんのケースで見て分かる通り
最初はコミュニケーションの本を買おうとしていたのにも関わらず
結局最後にポチったのは自己肯定感の本なんですよ。
つまり、最初は自分の解決したい問題と違う内容の本を買おうとしていたわけです。
それじゃいくら読んでみても興味もありませんし、続くわけがありませんよね。
イヤイヤw ぱちょ太みたいなバカいねぇしw
って思ってる人もいると思いますが
人間、自分が1番バカなことを考えてしでかすんです。
もう予想以上よ。
ってか、今回のぱちょ太は実例だかんね。
マジでいるからぱちょ太。
しかも、そこそこ収入いいからねぱちょ太。
なめんなよぱちょ太。
というわけで長々今回も読書ネタでございましたが
ひとつだけ最後に注意してほしいことがあります。
それは
- 1冊買っただけじゃ「当たりの本」に出会える可能性は高くないよ。
ってことね。
このブログで何度も言ってるけど
読書は作者との対話なので、もちろん売れているものでも自分に合わない本もあります。
なので1冊読んで「うーん」と思ったら
同じテーマの本を複数冊買って読んでみて下さいね。
3冊も読めばきっと当たりはありますし
今回のようにちゃんと理由を深堀りすれば興味のある本を買うようになるので
3冊なんかすぐ読めちゃいますよ。
それでは!
ぱちょ太くんにならないように気をつけて読書にハゲもうぜ!
またにー!