カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

マンガ「ハピネス」の吸血鬼でも押見修造節が全開でたまらない。

こんにちわ!ルムです。

なんとなーく読まずに貯めていたんですが、ついに一気読みしてみました。

押見修造氏が送る現代の吸血鬼物語「ハピネス」でございます。

ネタバレなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。

「ハピネス」あらすじ


Amazon ハピネス(1) (週刊少年マガジンコミックス)

謎の少女に襲われ、決断を迫られたあの夜──。

幸せでも、不幸でもなかった僕のありきたりな日常は、跡形もなく壊れてしまった…。

首筋に残った“傷”。何かを求めて、止まない“渇き”。冴えない高校生だった、岡崎を待ち受ける運命とは…!?

引用 : Amazon

「ハピネス」吸血鬼の描写が色んな意味で生々しい


Amazon ハピネス(3) (週刊少年マガジンコミックス)

ストーリーをサクッというと

夜道で突然吸血鬼に襲われた高校生の主人公が、だんだんと吸血鬼化する自分と葛藤するも自分の友達も巻き込み、吸血鬼の世界に落ちていく。

とこんな感じなのですが、吸血鬼に変わって血を欲する描写がすごい! 

確かに高校生の吸血鬼だったらこれはつらいよなぁ。

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このような生々しさの描き方はさすが「惡の華」の押見修造氏といった感じ。


Amazon 惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

こういう「人間てこうだろ」みたいなことを描かせたらやっぱり天下一品ですな。

5巻以降の描き込みが半端無さ過ぎる「ハピネス」


Amazon ハピネス(6) (週刊少年マガジンコミックス)

5巻くらいからスクリーントーンをあまり使わずベタで描かれるようになるのですが、それと同時に物語も怒涛の少年編から成人編に突入していきます。ちなみに成人編は、どちらかというと人間の怖さがかなりメインに際立ってこれもさすが押見修造節。

作画が徐々に徐々にベタ描きにシフトチェンジしていくので、一気読みしている時のこの5巻のカタルシスはすっごい。冷静に戻って読むと「間違ったら楳図かずおなんじゃないか」っていうくらいすごい勢い。

もう五所さんから岡崎君のダブル見開きは鳥肌もんです。

これは、ぜひ「本」で見ることをお勧めします。

「血の轍」でもそうですが、押見修造氏の絵めちゃくちゃやばくなってるよなぁ。大好きですよほんと。


Amazon 血の轍 (1) (ビッグコミックス) 

「ハピネス」まとめ


Amazon ハピネス(8) (講談社コミックス)

はい、それでは今回の「ハピネス」をまとめますと

  • 隠したくなる部分を目の前に持ってくるさすがの押見修造氏
  • 5巻の五所さんと岡崎君のダブル見開きは、是非本で読んでください。
  • 成人編の吸血鬼より怖い人間がこれまた押見修造節でたまらない。

はい、こんな感じですね。

っていうかブログ書いてて気づいたんですが、11/9に「ハピネス」新刊出るんですね。ナイスタイミング。

あー、やっぱりもう一回買おうかなぁ血の轍。鬱で最悪の時にめちゃくちゃ売りまくちゃったんだよなぁ。

買い戻す時は全部新品で買い戻そ。

それでは!また!

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