カイシンノステミ

毎月100冊以上の漫画&小説を読みながら発達障害でわちゃわちゃしています

【ADHDも】発達障害はスティグマ?自分自身の車椅子を探そう【ASDも】

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こんにちわ。ルムです。

 

昨日の夜、ふとこんなツイートを目にしました。

 

ん?スティグマってなんだ?

 

新しい知恵の輪か?

 

と、いうわけで今日は「発達障害に対してのスティグマ」について書いてみようと思います。

発達障害に対するスティグマっていったい何?

f:id:LMU:20180930120217p:plain「やばい!おっさんになってる!」と焦ってスティグマをネットで調べてみると

スティグマとは

他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印。

いわばネガティブな意味のレッテル。


もともとは、奴隷や犯罪者であることを示す刺青などの肉体的刻印のことを指す言葉であった。現在流通している用法は社会学者ゴフマンが1963年『スティグマの社会学』の中で提示した。彼は、スティグマを負った人々への劣等視が社会的に正当化されていることを論じた。その結果、スティグマを負った人々は差別という形で様々な社会的不利を被ることになるのである。

引用:スティグマとは - はてなキーワード

とのこと。

なるほど。良いものじゃないというのはビンビン伝わってくるぞ。

つまり「負の烙印」っていう印象で良いみたい。ふんふん。 

 

ここで一つの疑問がふわふわと湧いてきました。

ていうか、みんなそんなに発達障害スティグマあるん?←覚えたらすぐ使いたい

 

発達障害を見る世界をどこに置くか

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どれだけの人が発達障害をスティグマと感じているかはわかりませんが、フォロワーも全然いないヘナチョコアカウントにポツポツといいねを押してくれる方がいるっていうことは、きっとなかなかの数の人が感じていることなんでしょうか。

 

でもこれって「発達障害をどの世界から見るか」がきっと問題じゃないかな。

そうそう!そうなんですよ!一晩寝て考えたけど、やっぱりそう!

「社会のどの観点から見られるかに依存する」んですよ!

 

岩本氏の本でも書いてありましたが

いまのあなたの考え方は、本当に自分が「考えて」出した答えでしょうか?

自分が考えたつもりで出したはずの答えが、実は他の何かに影響されているということがよくあります。つまり、周囲の世界と自分の世界を分けて考える前に、自分が考えるときの「習慣」として、周囲の世界の考え方や基準を持ち込んでしまっているんです。

引用:岩本 友規「発達障害の自分の育て方」 

何かストレスを感じてしまうシーンがあるときは、つい見逃している自分の反射的な考えや感情を最初からたどってみて、自分の考え方や行動が本当に理にかなっているのかを確かめましょう。

引用:岩本 友規「発達障害の自分の育て方」

ということで、つまり発達障害というのを「周囲の世界」から見ての印象が、発達障害に対してスティグマを抱いてしまう要因になってしまっているんではないか?というのが私の考えです。

 

ちなみにこちらの本は非常におすすめなので興味が湧いた方はぜひ読んでみることをおすすめします。

Amazon 発達障害の自分の育て方

発達障害の自分にとっての車椅子

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ここから先はあくまで私個人の考えなので、人によって全く違う印象を持つ人もいると思います。ので、発達障害を持っている人みなさんがこう思っているわけではないというのを最初にお伝えしておきます。

 

私は足が不自由で車椅子を必要としている方、目が不自由で点字ブロックを頼りに移動をしている方に対して「大変そうだな、すごい器用だな」と思うことはありますが、スティグマを感じることは一切ありません。

 

この印象と全く同様に、発達障害に対してもスティグマを感じることもありません。

 

発達障害はその名の通り「脳機能の障害」ですので治ることもありませんし、そしてそれは視覚や聴覚などその他のどの障害と比べても「障害」というもので考えれば全く同じものです。

 

これは東田直樹氏の講演会に行った時に強く感じたことなのですが、東田直樹氏がどのような方かご存知でない方でもし興味がおありでした、まずはこちらの本がおすすめですのでぜひ読んでみてください。

Amazon 自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

 私も実際に行ったこちらの講演会で、東田直樹氏は「どうやったら自分を肯定できるのか?」という質問に対してこう答えています。 動画も見つけることができたので、時間のある方はぜひ一度ご覧になってみてください。


「自閉症のうた」出版記念講演会・質疑応答編 その1

「誰かと比べたりしないことです」

「僕の場合、自分に期待していないのが良いのだと思います」

「今日も終わった。みんなが僕を支えくれた。どうもありがとうございますと思えば、誰のことも責めなくてすみます」

「すると誰とも比較しないので肯定感も下がりません」

 

正直これを聞いた時は恥ずかしい気持ちでいっぱいで、私は自分を常に誰かと比べて「劣っている」と思ってましたし、その劣等感も裏を返せば「誰かが優っているせいで自分が劣っている」と感じているのだと思い、穴にも入りたい気持ちでした。

 

まぁ、そう思っている時点で東田氏と自分を比べているのですけどねw あっはは!

 

この決して軽度ではない自閉症を抱えている東田直樹氏は、手作りの「キーボード」という「車椅子」を使って健常者の人と同じようなテンポには届きませんが、コミュニケーションの壁を彼の速度で乗り越えています。

 

これと同じように、誰とも比べることもせず「自分の世界」から自分を見て、自分自身の「車椅子」を見つけて練習し、自分の速度で乗り越えていくことをしようとすれば発達障害に対してスティグマを感じることはなくなるのではないのでしょうか。

 

発達障害はスティグマ?自分自身の車椅子を探そう まとめ

  • スティグマという横文字を覚えて賢くなった感じがして嬉しい
  • 同じものでも「周囲の世界」と「自分の世界」から見えるものはきっと違う
  • 自分自身の車椅子を見つけて自分の生き方を見つけたらスティグマは感じないんじゃないかな?

 

長々書いてしまいましたが、どうかADHD全開でわけのわからない記事になってないことを切に願いつつこの辺で終わりたいと思います!

 

「は?何言ってんのあんた甘ったれてんじゃないよ!」というような方がいらっしゃいましたらコメントでもツイッターでも是非是非おしらせください。

 

いやー、長くなっちゃった。ちかれたなーこれ。

 

ではでは!また!